図解 やさしくわかるパーソナリティ障害 2012/12/02 |
『図解 やさしくわかるパーソナリティ障害 正しい理解と付き合い方』 牛島 定信 ナツメ社 2011年(平成23年) 従来の診断基準の10タイプに新しい2タイプを加え、タイプ別の症状、原因、治療方針、接し方を図解でわかりやすく説明しています。 従来のパーソナリティ障害に加えて最近「循環病質=サイクロイド」をベースとしたパーソナリティが目立ち始めているとして、以下の二つのパーソナリティ障害をあげています。 ★サイクロイドパーソナリティ障害 ★サイクロタイパル・パーソナリティ障害(循環病型パーソナリティ障害) 基本的には社交的・活動的なタイプですが気分変動が起こりやすい特徴があるそうです。 本書では、以下の障害をとりあげ、《未熟性格型》と《病前性格型》についてパーソナリティ障害ごとに、 「どのような人?」 「治療方針は?」 「接し方のポイント」 といったように、ポイントを絞って解説しています。 そして、個人精神療法、集団精神療法、家族療法、薬物療法、 治療方法を紹介しています。 【病前性格型】 スキゾイド・パーソナリティ障害 スキゾタイパル・パーソナリティ障害 サイクロイド・パーソナリティ障害 サイクロタイパル・パーソナリティ障害 妄想性パーソナリティ障害 【未熟性格型】 境界性パーソナリティ障害 自己愛性パーソナリティ障害 回避性パーソナリティ障害 反社会性パーソナリティ障害 【神経症型】 演技性パーソナリティ障害 依存性パーソナリティ障害 強迫性パーソナリティ障害 図解でわかりやすい 家庭での家族や職場での上司・同僚の接し方・対応の仕方が参考になると思います。 ・共感したり、寄り添うことは必要だが、近づきすぎず、離れすぎずほどよい距離感を保つ。 ・否定的な言動、反論、批判をするときに気を付ける。 ・できたこと、良いところを褒める ・性格(パーソナリティ)を変えようとせずに尊重し、否定をしない ・生活に障害とならない方法(生き方という意味か?)をサポートする。 |
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