Z1000MK2 by KAWASAKI  


CODE NAME Z1000-A3
PRODUCE/YEAR KAWASAKI 1979
ENGINE DOHC 1,015cc
POWER 93hp/8,000rpm
MAX TORQUE 9.1kg-m/6,500rpm
Length/Width/Height 2,240 / 815 / 1,155 (mm)
DRY WEIGHT 245kg
TRANSMISSION 5speed return
FUEL/OIL CAPACITY 17.8/3.4(L)
SPARKPLUG NGK B8ES
BATTERY 12V14AH
with me
from 2000'

Finaly, MK2 has come!



一応、サイレンサー付いてます

 「キミね、発進した瞬間から落ちてたよ」
 大型2輪が一発試験でしかとれなかった頃、平針(名古屋)の試験場で冷たく言い放たれてから10数年・・・

 
今や金で免許を買えるような時代になった

 まわりでもこれ見よがしにリッターバイクに乗るヤツが増えていた
 でもFXで満足していたし、何より乗りたいバイクに出会うこともなかった。あの日まで・・・

 「FXを降りるとしたらMK2しかない・・・」
 もうずーっと前から思っていた。そしてある日、いきつけのバイク屋さんにMK2が入荷した・・・

 「極上だよ。もう、今世紀最後だね。こんな上物は・・・」

 1ヶ月後、僕はMK2のオーナーになっていた
 でも、よくよく考えたら”今世紀”って、この年で終わるんだった


 とりあえず、ノーマルでは何かとコワイので、消耗品と外装パーツをいろいろと探そうとしたら・・・

 下手な現行マシンよりよっぽどアフターパーツが氾濫してるのには驚いた。
 かつて、FXのフロントフェンダーを注文したとき、届いたのは1ヶ月後だったのだが、そのときバイク屋さんは「アンタ運がいいね。普通半年かかるよ」などとのたまったもんだ・・・


 しかし、これらのリプロパーツがなかなかのクセモノだった・・・

ハンドル レンサル (LOW)
ステップ

タロッツィ

マフラー ショップブランド(ヤフオク)
リアサス コニ
スタビ NHK
キャブレター MIKUNI TM



最初はKERKERがついてました
(写真にカーソルあててね!)

What's "bolt on" ?


左上が新型のレギュレーター

 FXに乗ってるときも、ヒューズを飛ばして2キロほどバイクを押したことがあったので、何はともあれ電装系を新品にすることにした

 メインハーネス、レギュレーター、バッテリー+ケーブル・・・これらを、ご存知P○Cから通販で買ったのだが・・・

 まずメインハーネス。オイルセンサーの長さが足りず、ケーブルを継ぎ足すハメに。おまけに付属していた説明書とワイヤーの
色が違っていやがる(原因究明に要1時間)。レギュレーターに至っては取り付けるボルトの穴のピッチがセンチ単位でズレていやがる始末・・・

 おまけにこの強化型レギュレーターがあっさりパンクし、ツーリング先でスタートのたびに押しガケすることになった

 新たにレギュレーターを探していると、
P○Cが新型の強化レギュレーターを発売してた。いくらなんでも今度は大丈夫だろうと思って注文したら・・・
 やっぱり取り付けピッチが前とおんなじだった

 どうやら、ここの会社が言う”ボルトオン”とは、「取り付けに要する加工はユーザーの自己責任で」ということらしい・・・


 ほかにも
P○Cからいろんなものを買った。ヘッドライト、クラッチワイヤーキット、スロットルケーブル・・・どれも取り付け加工要だった

 ヘッドライトはノーマルリムにはまらず(ちなみに届いた品はそこらで売ってる4輪用のものだった)、クラッチワイヤーは付属のアームにはまらなかった。さすがにスロットルケーブルはちゃんとしていたが、キャブを変更していたのでこれは自己責任

 その他
マフラー、ステップ、オイルクーラーなんかはオークションで購入。これがまた・・・

 マフラーは1週間で耐熱塗装が剥がれるシロモノで、オイルクーラーはどう頑張っても取り付け位置がわからない

 誰か「ロックハート」のオイルクーラーをMK2に付けている人、あのボルトと棒でどうやって取り付けるのか教えてくれー!



「ジムニー用」と書かれた箱に入ってました


さすがラテン系メーカーだぜ!
(横に伸びてるヤツを削りました)

 
 そうそう・・・ステップの取り付けでもエライ目にあったんだ・・・

 あの上野の有名ショップ、C○RIN(伏せ字になってないか?)の通販で買ったタロッツィのバックステップ。さて取り付けようとすると・・・
 リアブレーキのプッシュロッドとまるでサイズが
合わない

 取り付け説明書(当然イタリア語。わかるわけねーだろ!)に付属してきた注意書き(こっちは日本語)には・・・
 「イタリア製のため、多少の加工を要する場合が・・・」
 タバコの箱に書かれている健康上の注意を思い出す

 「このまま3万円ドブに捨てるか・・・それとも・・・」
 結局、ホームセンターでグラインダーを購入し、削りに削った

 なんとか取り付けできたけど、その後ツーリングの最中にブレーキペダルがぶっ壊れてしまった

 で・・・あたらしいステップを買ったんだけど、またタロッツィ(今度はオークションで)。
 新しいのは可倒式で、造りもしっかりしてたんだけど、シフトペダルのロッドがベースに干渉する・・・で、またまたグラインダーの活躍となったのだった

Sadness of old bike



なんで黒色なんだろう・・・横田サン教えて!
 乗り始めてすぐに気が付いていたんだけど、暑くなるとタンクキャップからガソリンが噴く。どうもタンク内で気化したガソリンがキャップの隙間やカギ穴から噴いているようだ

 バイク屋さんに相談すると「ま、古いからねぇ・・・新品に交換すれば直るよ」とのことで新品を購入したのだが・・・
 ますます噴き出す。満タンだとちょっと傾いただけで今度はガソリンそのものが漏れてくる

 そんなとき目にしたクラスフォ○の広告
 「コレに替えれば大丈夫!」などという謳い文句にあっさりヤラれてしまい、即注文した

 これはいい買い物だった。ピタリと漏れが止まった(あたり前な気もするが・・・)。だた、鍵が専用のものになってしまうのがタマにキズ
 個人的にはFXみたいにアイスキャンディーの棒でも開く鍵穴でも全然オーケーなんだけどね・・・
 
 気が付けば、FXのパーツが結構たくさんガレージに転がっていた
 「なんか・・・もったいないな」
 何気なくフロントフォークにスタビライザーを付けてみると・・・「あれ、ピッタリ!」

 まさか400ccと1000ccのフロント足回りが同じとは・・・FXが過剰装備だった、と思うことにしよう

 ということで、ハンドル(セパレート)や当然ライトステー、それにステアリングダンパーなんかもそのまま再利用できた(結局スタビライザーはカッコ悪かったのでやめた) 


 FXのに付いていたパーツをいくつか取り付けることで、なんとなく心にひっかかっていたモノが軽くなった気がした
 15年も一緒に旅をしてきた相棒をあっさり手放した罪悪感を、やっぱりどこかにしまい込んでいたんだと思う


 でも、FXのDNAをMK2に移植したことで、ハートの部分のチューニングがきっとできたんだろうと思う


 

ダンパー・・・効いてるのかなぁ・・・



「コック交換」って簡単なのかなぁ?

 キャブレターを替えてしばらくしてから気づいたことがある
 燃料コックがリザーブの位置まで回らなくなってしまっていたのだ
 (キャブのボディに干渉する)

 「キャブを替えるということは、当然こうなる」というものなのだろうか、取り付けてくれたバイク屋さんからはまったく聞いてなかったので、燃料が少なくなったときはびっくりした
 (PREモードがあるから別にいいんだけど・・・)

 思うに、やっぱりこの時代のバイクはそれなりのメカ知識のある人間が乗るべきバイクだと思う
 自分のようにバッテリーのプラスマイナスを一か八かで取り付けるようなヤツは乗っちゃだめな人間に含まれるんだろう・・・

 とは言うものの「こんなメカ音痴がどこまで乗り続けることができるか?」というテーマで、これからも乗っていこうと思う

Convert!



ピンゲルって、リザーブ少ないらしいけど…

 暑くなり始めた頃から、どーも調子が悪くなってきた

 アイドリングが不安定になり、ガスコックからは頻繁にガスが漏れるようになった

 でも、何より不安なのは”スピードメーターの電球切れ”だ
 ただでさえマイル表示なんでネズミ取りの要注意ポイントでは「えっと…60マイルだから…100キロぐらいなのかなぁ…ってコトは今捕まると50キロオーバーか?」
なーんて考えてる(だったらアクセル戻せばいいんだけどね…)のに、夜はそのマイルすらわからない

 ということで、車検を期にこれらの不安を一掃することにした

 とりあえず前から不満のあったガソリンコックは”ピンゲル”に交換してみた(上の写真と比べてね!)
 前からジャダーの出てたクラッチ板とスプリングも交換した。でもってチェーンを念願の530にコンバートした


 「せっかくリニューアルしたんだから、早く乗ってみたい」
 ということで、普段は原付で通ってる職場にMK2で行ってみたんだけど…これが大変なことになってしまった…

 その日は”最強の台風”トカゲが近づいていた

 朝は「ホントに台風かよ…」と思う程度の天気だったのだが、昼過ぎあたりからにわかに雨が強くなり、3時過ぎには風切り音で仕事どころではなくなってきた
 外の様子を見てみると、近くの公園の大木の枝がボッキリ折れていた。雨は真横から窓ガラスに叩きつけられ、空は夕方のように暗くなっていた

 「こりゃ…残業やってる場合じゃねーな…」
 クソ忙しい時期ではあるが、終業時間と同時にダッシュする 


 「うわぁーーーあーーーぁーーー!!!」風で真っ直ぐ走れない。油断すると反対車線を走ってる
 「さすがアメリカ帰りのバイクだ。右側を走りたがってるゼ!」なんて関心してる場合じゃない。倒木と看板をスラロームしながら、何度も死ぬ思いをしてなんとか家までたどりついた…


 やがて夜9時過ぎには雨風ともピタリと止んだ。それは、いつも残業して帰る時間だった…oh,shit!


 

すっげー軽い!と思う。たぶん…

Waste of



なんか…大きさ違うような…

 車検のときに付けてたKERKERから、またショート管に戻そうと思い、念のためバッフルを外してみると…「キッタネェー」…真っ黒
 「ま、去年あんまり乗らなかったし、調子も悪かったからなぁ…」ということで、バッフルを新調することにし、去年リニューアルオープンした”BIKE WORLD”(旧コーリン)にバッフルを物色に行った

 そもそもこのマフラーはヤフオクで入手したもので、大阪かどっかのバイク屋のオリジナルらしい。で、テールパイプ径が約70mmと、割と大きいため、サイズの合うものがあるかどうか不安だったけど…

 案の定、「φ67.5」と「φ68」それに「φ66.5」の3種類があった。一瞬イヤな予感が頭をよぎるが、こういうときは中を取るのが日本人。67.5のものを買って帰った

 さて、ガレージで早速取り付ける…「入らねぇ」

 しょうがないので、CR−Cをタップリ吹き付けて、木槌でガンガンぶち込む。やっと半分くらい入ったところで、ハタと気が付いた
 「今度交換するとき抜けなくなるんじゃないか?」

 ここは”勇気ある撤退(装着断念)”を決意し、引っこ抜こうとするが…当然ながら抜けない。プライヤーで必死に引っ張るがビクともしない。「んーーーーん!!エイッ!!」「ベキッ!」
 抜けてきたのはグラスウールの巻かれた芯の部分だけで、奥の円の部分がマフラーの奥深くに残ってしまった… 


 結局、サスペンションとかをイジるときに使う先がフックになった工具(名前知りません)を使ってどうにか摘出に成功。2,650円と1時間の時間がドブに流れていった…

 


 

後日、グラスウールのみ利用しました

INAZUMA?



本家の値段は何なんだ?

 相互リンクしてもらってる””Bluesheet Rider"サンが、MK2にいわゆる”コンデンサー・チューン”を施したところ、「とんでもなく調子が良くなった」らしい

 僕もこの手の電装チューンは懐かしの「ガンスパーク」から近年流行の「アーシング」まで結構やってきたけど、正直「プラシーボ効果」しか感じたことはない。(余談だが、これを”スパシーバ効果”って言ってたヤツが知り合いにいる)
 しかし、今回は”信頼できる筋”からの情報なので、早速ヤフオクで「1個1,380円」のやつを3個(笑)落札し、取り付けてみた


 結論から言うと「すげーや。コレ」である。ま、マフラーのバッフルも同時交換したので何とも言えない部分もあるけど、低速から中速にかけてのあたりが明らかにパワフルになった…気がする

 ということで、残りの2個もクルマとカブに装着したけど…こちらはあんまり変化ないような…気がする


 とりあえず、taro's magazine的には”33%の方が大満足”というところか?



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