カーオーディオ用プリアンプを室内で使用する (2013.5.3)


 先日、カーオーディオを入れ替えたため、以前使用していたカーオーディオ用のアンプが余ってしまいました。パワーアンプ部は、いまだに遊んでいますが、プリアンプについては、室内で使用できるように、電源部を別途製作しました。

カーオーディオ用プリアンプ(改造前)

 トランス類は、なるべく小さなものを使用し、コンパクトなシャーシに納めたいと思いました。B電源は、ノグチトランスのPM-2WSを使用しました。ヒータ電源については、プリアンプという用途を考慮して、直流点火にしようと考えました。通常のバンドタイプのヒータトランスに丁度良い大きさのものがなかったため、基板用のトランス(S.E.L.PK-12075)を使用しました。基盤はベーク板にハトメラグを取り付けて製作しました。これでなんとか内部部品類の高さを58mm以内にすることができたので、シャーシはLEADのP-1(200mm×130mm×60mm)を使用しました。
 また、プリアンプ部の電源スイッチで他のパワーアンプ等のオーディオ機器の電源を一括ON-OFFできるよう、リレーによる制御を組み込みました。電源部は、プリアンプや入出力配線から離しておいたほうが、ノイズの点で有利であるため、プリアンプと電源部は3mほどの接続コードを介してつながるようにしてあります。

回路図はこちら

 ヒータを直流点火とし、B電源の平滑回路も十分な値の抵抗とコンデンサで構成しましたので、残留ノイズは、カーオーディオ用に製作した当時と同等の数値(0.16mV)となりました。

プリアンプの回路はこちら



室内で使用中のを元カーオーディオ用プリアンプ
ゴム足のみ追加しました。

電源部外観 
ケースはLEAD P-1 200mm×130mm×60mm

電源部内部
基板用トランスは、ベーク板にハトメラグで固定


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