フォノイコライザー

 フォノイコライザー兼プリアンプです。増幅機能はフォノイコライザー部分のみで、入力切り替えスイッチとボリウムのみを追加したシンプルな構成です。ラインアンプを持たない構成ですが、メインアンプに直接接続しても、利得の不足は感じません。(現在のメインアンプのゲインは23dB)ただし、ゲインが16dB程度の6BM8ppアンプや6AC5GTシングルアンプを接続すると、ソースによってはほんの少しゲインが欲しくなることもありましたが、実用上はなんとかなる範囲でした。オーディオシステム全体の電源の入切をおこなうために、リレーでパワーアウトレット4系統のON/OFFをコントロールしています。また、フォノイコライザー部のみの電源スイッチを設け、レコードを聞かない時には真空管をOFFにできるよう、配慮してあります。
 なるべく設置面積を小さくしたかったのと、電源部からのノイズがフォノイコライザー部分に混入するのを防ぐ目的で、シャーシは2階建て構造としました。将来、フォノイコライザー部を入れ替えることを想定して、フォノイコライザー部と電源部をつなぐ配線は、ソケットで接続しました。
 現在は、下左の写真のように、2A3PPアンプと組み合わせて、リビングの家具の中に収まっております。下右の写真で、真空管の両側にアルミ製の箱が2つありますが、中身があるのは右側のみで左側(正面パネルのうしろ)のアルミ箱は視覚的にバランスをとる目的でとりつけたものです。フォノイコライザー部の回路は、マッキントッシュC-22の回路をコピーしたものです。

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