2007"extra round"  

Nov 9,14,25 天竜川 C&Rエリア

 まー”思うところ”あって釣行記はやめておこうと思ったんだけど、このところだいぶ記憶力が低下していて『去年の今頃は何やってたんだっけ?』との備忘録を兼ねているがこのサイト
 『やっぱり書いておこう』と思ったわけだが…すでに出掛けた日付を思い出せなくなっていた(ということで、上記の3日間は”たぶん”である。(案の定違ってたので後日訂正しました)


 去年、ついにキャッチした”20インチオーバー”が忘れられず、フラフラと吸い寄せられるようにやってきた天竜川…しかし今年はそのサイズはおろか数もなかなかシブいらしい

 とは言え、この季節に”魚を釣りに川に入っていい”というだけでも感動モノ。9日、14日とも実釣1時間ほどのために車を走らC&Rエリア最上流部の中島地区へ

 すると、さすが平日。釣り人はほとんど見あたらない
 さて、コレは喜ぶべきなのか、それとも”ヤバイ兆候”なのか…



しかし酷い濁りだ…


それでも釣れた瞬間は嬉しかったりする

 まず川原へ降りて驚いたのは水の汚さだ
 コンクリを流したような濁りが本流区間全体を覆っていて、浅瀬でも川底が見えないほどである

 とりあえず対岸へ渡り、支流のクリアな水と合流する付近を覗いてみると…数匹の魚影が確認できる

 すでに心臓はバクバク、震える手で魚影のあったあたりへキャストすると…ものの数投でデカい魚影が頭を振るのが確認できた
『うぉっ!…?』
 去年も同じ時期にこのポイントで数匹のレインボーをヒットしているのだが、その時と何か手応えが違う…
 #5ロッドのパワーに任せて強引に水面に浮かせると…見えてきたのは何と40センチほどのイワナだった

 写真を撮り、リリースした後で支流の様子を見ながら歩いていくと…なんと浅瀬のそこかしこで何組ものイワナやレインボーがペアリングの最中だった

 放流だとか再生産だとかは別にして、やっぱりこういう魚を釣るのはあまり気分がいいものじゃないので、もう一度合流点まで戻りニンフを流すが…何と今度はもっとデカいイワナが釣れてしまった

 こうなると、もはやいたたまれない気分となり、”苦手な”本流のプールへ向かうがあえなく玉砕で今シーズン初日を終えた

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 さすがに翌週は合流部のやや下流で釣りを開始する
 するとマーカーが流れていったあたりで大きな尾鰭が動くのが濁った流れの中に見えるのと同時にマーカーがグイっと動く

 『今度こそ!』
 と思い、気合イッパツ合わせるが、流れの中でゴリゴリと抵抗しながらなかなか浮いてこない…  



”コレがレイクトラウトか?”と思ったけど…



「レインボーを釣る」ことがこんなに嬉しいとは…

 『まさか…またイワナか?』
 そんな思いが込み上げて来たのだが…
強引に寄せてかすかに見えたその魚体の斑紋に言葉を失った

 『なんじゃこりゃ!?』

 イワナの虫食部分のような斑紋が全身に刻まれた異様な魚体…ブラウンともブルックともかけ離れたその初めて見る魚に、『コレが”レイクトラウト”ってヤツか?』と思っていたが、よくよく検索してみると(苦笑)、どうやら”タイガートラウト”ってヤツらしい

 何とも複雑な気分のところに、今度は目の前に慣れ親しんだシルエットの魚が見えた
  『お、コレは!』
 喜んだのも一瞬、その”サツキマス”は浅瀬にたどり着くと尾鰭でジャリを掘り始めた

 『・・・』

 結局、この日はこれで竿をしまうことにした

 そして25日。この日は名古屋からgodzillaさん、ラガーbros、それにニュージーランド人のピーター氏ら賑やかな面々との釣りを楽しんだ

 中島地区はこの日”ほぼ満員”状態だったけど、この日選んだプールの流れ込みが当たりポイントだったようで、50センチオーバーをはじめ多くのレインボーをキャッチできた


 午後からはsammyさんとも合流、M'sさんも下流でウェットの習得中とのことで、いよいよ天竜ならではの”ストーブリーグ”も本番の気配が感じられ、何とも楽しい1日であった

 で、話は冒頭の”思うところ”に戻るのですが、「シブい」という今シーズン、あれだけのサイズの魚影があれだけ見える西川の浅瀬…
 あの付近で『こんなのが釣れた!』って得意気にネットに載せるのは、マイナーサイトとはいえやっぱり抵抗がありまして…

 多くの人が指摘しているとおり、やっぱりあの一画はエリアから除外した方がいいんじゃないかと思います(自戒の意を込めて…)



プールコンプレックス克服!か?

Dec 12,16 天竜川 C&Rエリア


まー、平日だというのに…
皆さん仕事は大丈夫なんですか!(爆!)

 先月最後の釣行以来、マーカーがズズズーっと水中に引きずり込まれるシーンが寝ても覚めても頭の中でエンドレスリピートされている

 当然仕事など手に付くハズもなく、またまたやってしまった平日釣行…場所は当然ダム下のプール流れ込みである


 ところがこの日は予想外に風が強く、持ってきた#4ロッドでは足下にポッチャンとやるのが精一杯(ま、実際のところは風がなくてもそんなにレンジは変わらないんだけど…)という体たらく…それでも何とか30センチほどのレインボーを数匹キャッチし、#5ロッドに持ち替えて下流のプールへ移動したのだが…

 そこがダム下以上に風がビュービュー吹いてた
 それでも妻が10数年前に若気の至りで買ってしまったコータックのセット売りの短い#5ロッドを振り続けるが…だんだん右肩が上がらなくなってきて、しまいにゃデカいニンフが唇に突き刺さるという惨事を招き、ソソクサと退散となった

 ということで、『やっぱり長くてちゃんとしたロッドが必要だろ』という結論に達し、仕事で名古屋へ出掛けたついでに"TACKLESHOP DUSK”さんにオジャマし、ロッド・リール・ラインをゲット。妻の目を盗んで何とか自宅に持ち込んだ

 こうなると早速使ってみたいのが人情…混んでいるのはわかっていたけど、日曜の10時過ぎにノコノコとダム下にやっってきたが…案の定プールは定員オーバー。仕方がないのでその上の瀬を左岸から攻めてみることに…


 しかし何の反応もない
 対岸ではダブハンのフライマンがコッチの鼻先まで届きそうな勢いでロッドを振り回していたが、やはり苦戦中…しばらくすると下流へ移動していった


 と、その空いたポイントへハイエナのように潜り込み、さっきのフライマンが目もくれなかった足下へポッチャンとニンフを流してみた



瀬のレインボーはどれも美形



下顎のルアーキズがC&Rならでは…

 するとさっきまでの寒い釣りがウソのように30センチほどのレインボーが連続でヒットした

 『どーだ!見たか!』

 誰も見ちゃいないのはわかっているが、一人ハイになってキャストを続けていると、今度はセージの#5を大きくしならせる大物がヒット!やっとの思いでネットに誘導し、メジャーをあててみると…ジャスト60センチ!

 その後は下流へ移動。sammyさんM'sさんらと合流し初めての雲名でもレインボーをキャッチし、満足の1日だった…けど、本当はひとつ心残りが…

 それは60センチをリリースした後の幻の1匹…

 明らかにその直前の60センチよりも強烈だった引き…結局、ティペットをブチ切られてしまったのだが…

 こりゃ今週も行くしかないか!(ま、どっちみち行くんだろうけど…)

New!
Dec 24 天竜川 C&Rエリア

 3連休の最後、しかもその連休中唯一の快晴…

 いつもなら『さぞ釣り人で賑わってるんだろうなぁ…』と敬遠するシチュエーションではあるが、この日は少しばかり状況が違うハズだとニラんでいた

 そう、この日は”クリスマス・イブ”…

 『若いルアーマンはオンナをどこかに連れていったやらなきゃならないだろうし、まっとうな家庭人なら子供と一緒にトイザラスや遊園地なんかへ出掛け、帰りにはケーキの一つも買いに行くだろう…だから、こんな日に釣りに来てるヤツなんざそんなにいないハズ!』


 というわけでこの日は今期何故か人気の雲名地区を目指す

 河原へ降りると予想通り対岸に2人ほどフライマンがいるだけ
 何の苦もなく前回ここへ来たときに何匹ものレインボーがライズを繰り返していた瀬に立ち込むが…



ここで釣れたらそりゃ気分はイイが…



久しぶりにラインを引き出されました

 ライズの”ラ”の字もない

 こうなると先日は”ヘンリーズ・フォーク”
(ま、行ったことはないが…)に見えた雲名の景色も豊橋郊外の豊川中流部の砂利採石場に見えてくる
 40分ほどであえなくギブアップ。サッサと上流のダム下へ向かう


 ここでも車は3台ほどしか止まっていなかったので、お気に入りの第1プール流れ込みに陣取るが…ときおり起きるライズも流れの真ん中あたりばかりで、自分のキャスティング能力では如何ともしがたい状況であった

 すると、天竜に神風が吹いた
 かすかにフォローとなる風が吹き始めると同時に、前方の流心で見えた大きな尾鰭…

 『今だーーーっ!』
 ”ブンッ”とロッドを振り切り、キャリア・ハイと思われる距離を叩き出す…と数秒後勢いよくマーカーが…って、結局ルースニングかよ!(自爆!)

 隣で釣ってたフライマンの拍手の中、ネットに納まったのはちょうど50センチのキレイなレインボーだった

 これで安心したので、後は神風に頼らなくても良い堰堤直下の瀬のあたりでのんびりと楽しむ


 すると、意外にもプール以上に反応がよく、30センチ前後のレインボーが数匹ヒットした
『さて、そろそろ帰ろうか…』などと思っていたら…
クリスマス・イブだというのにやっぱり会ってしまったこの人この人

 広大なプールを目の前にしながら、3人で狭い瀬を囲み、まるで管理釣り場のように竿を出していたとき、やってしまった痛恨のバラし…

 沸き起こる拍手喝采…

 『あのさぁ、さっきプールで釣ったときは見ず知らずのフライマンでも”オメデトウ!”って言ってくれたんだけど!』



ネットは借り物ですが、釣ったのはワタクシです!



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