TT250 Raid by YAMAHA  


CODE NAME 4GY
PRODUCE/YEAR YAMAHA 1995
ENGINE 4stroke 249cc
POWER 30hp/8,500rpm
MAX TORQUE 2.8kg-m/7,000rpm
Length/Width/Height 2,145 / 850 / 1,290 (mm)
DRY WEIGHT 121kg
TRANSMISSION 6speed return
FUEL CAPACITY 16.0 (L)
with me
1995-1999 (5years)

the Supreme Tourer!



メットは自作のラスタカラー!

 KDXで学んだツーリングバイクに必要な要素・・・これを高次元でバランスさせたのが”TT250 Raid”だった

 満タンで500キロも走るタンク容量、当然2stオイルなど不要だ
 さらにバカでかいヘッドライトにはご丁寧にガードまで付いている。もちろんバルブはレイブリックのハイワッテージに換装した

 そして何より速い。高速ではあっさり時速150キロに
到達しちゃった・・・

 そんなわけでついに手に入れた最強ツアラーだったのだが、思わぬところに落とし穴が・・・
 それはRaidで初めての1泊ツーリングの出発前。荷物を満載し、またがった瞬間・・・コケた
 車高が高いため、荷物満載ではまたがるのに一苦労・・・おまけにタンク容量がアダとなり、倒れた車体をなかなか起こせないのである

 しかし最大の問題は別のところにあった。そしてそれは徐々にRaidを蝕んでいたのだった・・・

 ある冬の朝、いつものようにセルボタンを押すが・・・反応がない。
 「あれ?」ウィンカーもホーンも鳴らない。バッテリー上がりである

 早速充電器につなぐが・・・即充電完了のサインが出る
 「なんじゃこりゃ?」結局、自動車のバッテリーと直結(よい子はまねしてはいけません)してエンジンをかけ、バイク屋へ・・・


 「あー、このバッテリーはね、普通の充電器はダメなんだよ」
 ”シールド型バッテリー”というものの存在をこの時初めて知った・・・
 「まだ1年経ってないのに・・・何で?」
 「うーん、メーターの時計の線外せば大丈夫だよ!」(オイコラ!)

 そう、レイドのメーター(デジタル)には時計機能が付いていて、動いていない間も当然バッテリーを消費していたのであった

 速攻でオプションのキックペダルを注文した


このコーナーの画像はちょっとはずかしい・・・


「ひとつ屋根の下」のロケ地も見ました(ミーハー!)

 このバイクでは本当によくあちこち出かけた
 春から秋までは毎月のように泊りのツーリングに出かけた

 左の写真は長野〜新潟〜岐阜をまわったときに寄った”おうみがわ”という日本海に面した無人駅

 知ってる人もいるかもしれないけど、ここはTBSのドラマ「高校教師」の最終回で舞台となったところ
 そこで一人
たたずみ海を見ていると、ちょうど列車がやってきた・・・

 が、なんか乗ってる連中がこっちを見て笑ってやがる
 「そんなに男一人で浸ってるのがおかしいか!」気分を害されたのでとっととバイクにまたがろうとして気づいた
 「あ、チャック全開・・・」

 どうやらこの日の朝、トイレへ行ってから200km以上を”全開”で駆け抜けたらしい・・・

Touring in OKINAWA(April 95')


島の観光名所も人はまばら・・・

 せっかく最強のツーリングバイクがあるんだから・・・と、4年ぶりに沖縄をめざすことにした
 例によって豪華客船「飛龍2」をリザーブ。ただし今回はちょっとリッチに”2等寝台”というベッド付きの部屋で行くことにした

 12人分のベッドが並ぶ部屋に客は僕1人。テレビを付けるとNHKの「映像の世紀」の放送がはじまり、いきなり鬱に・・・

 さすがにレイドは沖縄の赤土でもガッチリグリップしてくれる。ビーチではアメリカ軍の兵隊が日光浴中・・・
 一瞬、映像の世紀がフラッシュバック・・・「オマエラ、沖縄で日本人たくさん殺したんだろうが!反省しる!」などと思いながらニラんでたら、そのうちの一人が近寄ってきた
 そして・・・
「Whaoooh! Nice Bike!」
 「サンキュッ!」(もちろんサムアップ付き)・・・オレはだめなヤツだ・・・
 (しかも直後に万国百貨店で軍ジャケまで購入(写真のもの)してしまった・・・)


 そのままキャンプ場へ向かう。寝っ転がって空を見てると爆音を奏でてF15が行ったり来たりしてた。そしてそれは朝まで続いた・・・

 

 翌日は、あの”伊江島”へ向かった

 島の中心街はいちだんと寂れているように見えた。4年前に来たレストランはつぶれていた・・・
 街のはずれに建設された巨大リゾートホテルがやけに華々しく、そして強烈な違和感を放っていた

 あの滑走路に行ってみた

 伊江島にしばらく滞在したことがあるという知り合いが「地元民が夜はゼロヨンやってる」と言っていたが、日中走っているのは農家のトラクターだけだった


 島の名所である”タッチュー”(中心部の岩山)から、軍用と民間用の2本の滑走路をぼんやり眺めながら考える・・・

 「オレは沖縄に何しに来てるんだろう・・・」



地元の土地も住民の絆も分断する基地・・・



米軍滑走路からタッチューを望む

 夕方のフェリーで本島に戻り、そのまま那覇のホテルを予約した。
 これまで那覇市内をゆっくり探索する機会がなかったので、腰を据えて観光しよう!と思ったからだ

 公設市場や裏通りの雰囲気は相変わらずだったけど、街は名古屋や横浜あたりとそんなに変らない”普通”の繁華街になっていた

 以前、大学があった場所には首里城が復元されていて随分賑わっていたけれど、真新しい建物はまわりの城壁や門から浮いているように見えた

 いたるところにコンビニができていて、いつのまにか消費税もしっかりかかってた 

 ふと思い出して、前に来たときお世話になった喫茶店を探す

 やっと見つけたはその店は、小綺麗なアクセサリー店に衣替えしていた・・・



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