稲わら


中国産稲わらのご案内
1) 清潔で安全な生産・検査体制  

日本国への稲わらの輸入は、日本の農林水産大臣が認定した中国・大連近郊の指定範囲内に適切な加熱・殺菌施設の製品のみが輸入を認められています。 
殺菌工程は製品の内部温度80℃以上10分以上のスチーム殺菌と定められ、殺菌処理後大連常駐の日本人検疫官(現在3名)によって全ロットのチェックが行われます。その他梱包毎の生産施設・生産日明記のラベル添付義務付けや、コンテナの厳重なシール、輸入時の防疫検査体制等、適正な製品の輸入が行われる体制が敷かれております。
 
殺菌窯(大連)
減圧してからスチームをかけます
日本人検疫官の検査を待つ
殺菌済製品(大連)
輸入時 動物・植物検疫の様子

 
2) 輸入
防疫上の理由からコンテナによる輸入のみが認められています。
通常40フィートコンテナが利用され、1コンテナに18〜19トン前後積まれます。
 
積み付け一例(60cm品) 積み付け一例(カット品) 積み付け一例(長わら)
                

3) 製品:
中国産稲わらの日本への年間総輸入量は約24〜25万トンです。
 製品の種類
・ 肉牛向け飼料としてカットし圧縮された製品、
・ 馬の敷料、畳芯、園芸・土壌改良資材に主に使われる50〜100cmの品
・ その他ワラ縄、こも、むしろ等

カット品

(圧縮を解した状態)

長ワラ

(写真は約95cm)

50cm品 わら縄

 
4)より安定した品質を目指した取り組み:
・弊社では通常は品質良好な吉林省産稲わらのみを指定して輸入しております。
・品質向上等の改革意識が高く非常に信頼できる先数社から仕入れております。
・新規に仕入れ先が建設した大規模倉庫(下写真)は高品質生産に非常に有効に機能しています。
・現地常駐のパートナーを有しており、タイムリーに機能的な活動が可能です。
 弊社仕入れ先の大規模原料倉庫(6万u)
※良質期の原料ワラを大量に、好条件で保管可能
他社で一般的な原料保管風景
※保管中に劣化、カビ発生の恐れ