TV Watching (テレビ観戦、時々サーキットにて・・・)

motoGP 2004'
  Round-16

バレンシアGP(コミュニタ バレンシア)

 

見納めかぁ〜??

 今シーズンも終わってみればロッシ9勝の圧倒的強さでタイトル獲得であった。スーパーバイク王者やAMA王者が束になっても全然かなわなかったんだ…

 僕は正直、原田が250のときロッシに勝てなかったのはアプリリアのエコヒイキのせいだと思っていたし、2002年後半も大治郎が211Vに慣れていないだけだと思っていた

 でも、去年の途中あたりから、『WGPの歴史の中で、最高の才能を見ているのかもしれない…』という感覚をロッシに対して持つようになった。僕がリアルタイムで知っているのは、たかだかこの20年くらいの歴史だけど、ヘイルウッドやサーリネンそれにアゴスティーニはもちろん、実際にその走りを見たことのあるケニーやスペンサーでさえもロッシに勝てないだろうと…

 シュワンツvsレイニーvsドゥーハンの時代にドップリとGPにつかっていた人間にとって、ロッシの速さを認めるのは正直言って抵抗があるんだけど、技術・戦略、そして何よりも精神力という点で、これほどの高い次元を保ち続けているライダーがいることに、ただただ感動してしまう

 先に「去年の途中あたりから…」と書いたけど、ロッシは2003年シーズン中盤から、レース、というか勝利というものに対する考え方が劇的に変わったと思う

 それまで、125ccの時代から、余裕があるときは前についていって、最後の2〜3ラップにスパートしてチェッカーを受ける、という”勝利の方程式”で組み立てていたものが、「誰よりも速く走って勝つ」という哲学に変わったのが2003年だったと思う

 もしかしたら…すごく日本人的な見方なんだろうけど、それは、見えない大治郎を追いかけていたんじゃないだろうか… 

 さて、来シーズンはNHKはmotoGPを中継しないという。「WGPの実況がしたい」とアナウンス部に配属を希望した田中アナはさぞ無念なことだろう…今までありがとう田中アナ。個人的には田中=柄沢>千年屋>>>>>>>>>G+、TBS系アナだったなぁ

 さて、来年はどこぞの局が中継してくれるんだろう?スカパーのPPVで千年屋アナの実況だったら2万円でも買うけどなぁ…あ、でもゲスト解説の清水国明は厳禁で…



最後にGPマシンと共演…良かったネ!

Winner
Valentino Rossi
Y
2nd
Max Biaggi
H
3rd
Troy Bayliss
D
Pole Position
Makoto Tamada
H
Fastest Lap
Max Biaggi
H
motoGP 2004'
  Round-15

オーストラリアGP(フィリップ アイランド)



勝者にビアッジが差し出した右手は
白旗なのか、新たなる戦いの狼煙なのか…

 前回のGPのときに感じたとおり、やっぱりジベルノーは「タイトルが欲しぃー!」って人じゃなかったんだ
 え、「すごい執念だったじゃないか!」って?そう。このレース、ジベルノーの勝利に対する執念は凄まじいものがあった。でも、それが逆転タイトル獲得への望みを捨てるレースになった、ということ…

 もし、ジベちゃんにタイトルを取るつもりがあれば、ロッシの前にいる段階でペースを落とし、カピロッシやバロス、それにコーリンを待って混戦にするべきだったはず。事実、中盤まで3〜4位はすぐ後ろにいたんだし、自分が勝ってもロッシが2位では意味がないんだから…

 でも、ジベルノーはペースを上げた。この1戦で”ロッシに勝つ”ために…
 結果はついてこなかったけど、僕はジベルノーの魂のこもった走りに感動した


 83年の最終戦、ケニー・ロバーツ(シニア)が同じようなシチュエーションになったときは、予選ラップの3秒落ちのタイムでフレディ・スペンサーを抑え続け、当時のチームメイトでGPルーキーだったエディ・ローソンが追いついてくるのを待ったことがあった

 結局ケニーはタイトルをあきらめてアクセルを全開にし、スペンサーは深追いをせずチャンピオンを獲得した
 それはとても興味深いものではあったけど、何か割り切れないモノを感じたレースだった  

 でも04年、ジベルノーはただ勝ちに行き、ロッシは本気で受けて立った。最後の数ラップのバトルは技術や理屈を超えた”意地と誇り”をかけたすばらしいバトルだった

 正直、ジベちゃんがこんな熱いライダーだとは思っていなかった。記者会見でのそっけない態度も最高にカッコよかったよ!

 そしてロッシ…こんなにも人間くさいライダーだとは思っていなかったよ
 何度も天を仰ぎ、目を潤ませてポディウムに立ったロッシ…お願いだから、もうしばらく2輪のファンを楽しませておくれ。F1はその後で、ね!


 最後にNHK!今まで日本じゃマイナーなmotoGPを中継してくれてアリガトよ。たださぁ…オレはなぁ…先週BSアンテナ買い換えたばかりなんだよ!
 もう絶対、受信料払わないからな
         εε=ヽ( `Д´)ノ ウワァァァァン



フテくされるジベちゃん。ちょっとイイぞ!

Winner
Valentino Rossi
Y
2nd
Sete Gibernau
H
3rd
Loris Capirossi
D
Pole Position
Sete Gibernau
Y
Fastest Lap
Loris Capirossi
D
moto GP & Formula-1 2004'
  moto GP

Round-14 マレーシアGP (セパンサーキット)



こりゃマズイんじゃないか…

 ひさしぶりにロッシvsビアッジのガチンコバトル…かと思ったんだけど、やっぱりチャンピオン争いから外れてるビアッジには勝ち目はなかったか…

 おまけにフィニッシュのあと”一応”お互いの健闘を称え合ってるもんなぁ…まるで根拠はないけど、ビアッジは引退してしまいそうな気がしてしょうがない。次でスゲー走りで勝てば別だけど、今シーズンは言い訳できる材料がないからなぁ

 それにしてもジベルノーだ。コーリンもイマイチなんで、ここにきてワークスホンダとの戦闘力(開発力)の差が出てきてしまったんだろうか?なーんて好意的に見れないこともないけど、まーそんなに「タイトルが欲しい!」って人じゃないんだろう、きっと。あーあ…

 そんなこんなでつくづく思うんだけど、ロッシの凄いところは、よく言われる技術や才能なんかじゃなくて”精神力”なんだとあらためて感じた
 前回だってあんなに攻める必要なんてまるでない。ポイント差を考えれば、2位…いや3位だって十分だった。なのに逃げていくジベルノーを追いかけてクラッシュ…

 ステディといわれた
エディ・ローソンが、タイトルを決めた後のレースでガードナーに圧勝した後、「来シーズンに向けて先制パンチをくれてやったぜ」と言い放ったことがある

 この”勝利”に対する哲学こそ、チャンピオンとそうでないライダーとの器の違いだと思う

Winner Valentino Rossi Y
2nd Max Biaggi H
3rd Alex Barros H
Pole Position Valentino Rossi Y
Fastest Lap Valentino Rossi Y
  Formula-1

Round-17 日本GP (鈴鹿サーキット)

 いや…実はテレビで見てたんだけど…だって、チケット高いし(金曜日は人のチケット借りて見に行きました…)、駐車場も道も混むし…
 レース内容については語ってるサイトが何万もあるだろうから省略させていただくが、これだけは言わせてほしい

 「おい土屋圭●!オマエはF1の解説はするな!!」


 知ってる人も多いだろうけど、フジテレビはスカパーと地上波で実況・解説を別チームで行っている
 そのスカパーの解説を担当した土屋が酷いのなんの…街走ってる車とF1を同レベルで語って、あの川井ちゃんにまでたしなめられる始末…2ちゃんねるで叩かれまくりの今宮純のタワ言でさえ、すごくありがたく感じるほどだった

 ついでに言わせてもらうが、おい!中日スポーツ(東京だとトーチュウ)!鈴鹿のF1の後の記事が白黒の1/4面はあんまりじゃないか!朝日ですらカラー写真付きだったぞ!

 もうひとつついでに…おい、鈴木雅之!オマエはずしてたぞ!

 最後にもう一言…おいバトン!空気嫁!!!!!



微妙な盛り上がり…

1st M Schumacher Ferrari
2nd R Schumacher Williams
3rd Jenson Button BAR
PP M Schumacher Ferrari
LAP Rubens Barrichello Ferrari
Formula-1 2004'
  Round-17

日本GP フリー走行初日(鈴鹿サーキット)



それにしても駐車場3,000円ってなんだよ

 またまたmotoGPの話でなくて申し訳ない。F−1行ってきたんで…(以下略)

 もーびっくりである。金曜日っていえばカタギの世界では仕事か学校って相場は決まってるもんだと思ってたけど、グッズ売り場もトイレもレストランも、どこもかしこも人人人
である
 普段、8耐や全日本で「観衆3万人」と発表されるときの20倍くらいの人がいたので、自分的にはこの日の入場者を「60万人」としておく

 そんな人の波を見てて感じたのは「”今年初めて来た”っぽい人が多いなぁ」ということと、逆に「年々駐車場のオートキャンプ場化がエスカレートしてるなぁ」の2点

 後者の方は絶対に何らかの規制(強制力)が必要な段階だと思うけど…

 午前・午後それぞれ1時間のフリー走行はどちらも雨。ま、2輪と違って雨でもそれなりに見ていられるのが4輪レースのいいところ…と自分に言い聞かせて震えながら(寒かった!)見る  

 それにしてもシューマッハーは速い。たぶん余裕で走ってるんだろうけど(ヘアピン手前のスピンはご愛敬)、
あきらかに目の前を走ってくスピードが違う。もー優勝間違いなし。バリチェロに20秒くらい差をつけて勝つと思う

 でも…この日一番印象に残ったのはオリビエ・パニスだった
 午後のセッションの残り5分、一段と強くなった雨の中でただ一人コースに出てきて、残っていた観客にお礼をするかのようにゆっくりと鈴鹿を1ラップしたパニス…実はこのレースが彼の引退レースなのである

 彼が158戦のキャリアで培った経験を注ぎ込んだトヨタの地元で、親友のトゥルーリと一緒に走る最後のレース…トヨタ車はあんまり好きじゃないし、佐藤琢磨に頑張ってほしいけど、日曜日はパニスの勇姿をしっかりと目に焼き付けておこうと思った


↑ いちおう…佐藤琢磨です

1st M Schumacher(Ferrari) 1:45.388
2nd G Fisichella(Sauber) 1:46.102
3rd K Raikkonen(McLaren) 1:46.749
motoGP 2004'
  Round-13

カタールGP(ロサイル・サーキット)



スケール感、ゼロ…

 いやー、すごいサーキットだ。砂漠の中に墨で線引いたような上空からの眺め…土地と金さえあればサーキットなんて簡単に作れるという見本だなぁ

 で、レースもこの立地条件が大きなアヤになったんだね。ロッシとビアッジのスタート・ポジション降格も、ロッシやカピのクラッシュも、ついでに中野のブローも…
 もてぎでは最後まで持ったけど、気温41度・路面温度50度のカタールじゃ、”白煙はデフォルト指定”のカワサキエンジンもギブアップだろう

 結果的にジベルノーが勝ってロッシとのポイント差が大接近したんだけど、ジベルノーが勝つときって、なんかいつも勝手に他のライダーが下がっていく…というイメージがある

 「大バトルを制して…」とか「見事なタクティクス」とかいう感じじゃなくて、「がんばって走ってたら勝てた」みたいな…
 端的にいうと「どこが速いのか、何で勝ってるのかわからない」ライダーだと思う

 ま、「熱い血潮のスペイン人なのに…」という偏見も入ってるワケだけど、逆に言えば”底知れぬポテンシャルと安定性を兼ね備えた、近年まれに見るパーフェクトなライダー”なのか?とフォローしておこう

Winner Sete Gibernau H
2nd Colin Edwards H
3rd Ruben Xaus D
Pole Position Carlos Checa Y
Fastest Lap Colin Edwards H
全日本ロード (JSB) 2004'
  Round-6 鈴鹿サーキット(9/26)


ほんとは笑顔いっぱいでした

 GPの話でなくて申し訳ない。せっかく鈴鹿に行ってきたので、全日本の観戦記です

 この日は6月の300キロレースに続いてパドック一般開放デー。当然、ピット裏なんかも入り放題で実に楽しい

 「あ、忠サン(SP忠男の名物社長)だ」とか「辻村(猛)、ツナギメーカーのブースでパンツ一丁だ」なんて光景もそこかしこで目撃できる

 そんな中、ピットでチームスタッフと打ち合わせしているイイ男…「あ、イトシンだ!」そう。”ミスター500cc”伊藤真一の姿を発見!
 その醸し出す”オーラ”はGPを走っていたころとまったく変らない。この時点で、伊藤のポールtoウィンを予測した
 (ま、レース後にこうして書いてるんで、何とでも言えるんだけどねー)


 レース。やっぱり伊藤は速い、巧い、そして強い

 序盤、イキのいい走りの小西を先行させ、そして見切るや一発でキメる。中富が追いかけてくると間隔を保ちながら様子を見て、終盤にジワリとペースを上げていき置いていく…終始抜群の安定度かつキレだった

 それにくらべて…井筒…まったく見せ場ナシ(せっかくレストランで”井筒レシピ”食べたのに!)
 スズキ勢(KENZ北川&ヨシムラ渡辺)…んー、マシン的に厳しいのかなぁ…2005モデルに期待するしかないのか? 

 で、このレースはシケインの仮設スタンドで見ていたんだけど、これが10月のF1用のものらしく、完成しているのにわざわざ階段を外してあった
 ま、こんなことでヘコタレる2輪レースファンではないので、100人以上が入り込んで観戦していたんだけど、レースの残り8周くらいのところで「出て行ってくださーい」と係員がやってきた


 よくよく見ると、僕らが入った入り口以外は柵がしてあった
 「あ、それで人少なかったんだ…」なんて思い、おとなしく出て行く…ワケないだろ!
 普段の観戦ポイントや通路を思いっきり塞いで仮設スタンド作ってるくせに「出て行け」はないだろ!未完成だった1〜2コーナーのスタンドならさておき、出来てるとこぐらい客を入れたらどうなんだ!
 こんなところに係員をよこす前に、そこらのスタンドでタバコ吸ってる連中に「禁煙です」って言ってまわれや!

 ということで、最後までスタンドに居座って見てました。DQNとでも何でも呼んで下さい(笑)


(F1の)お客様(だけ)は神様です

Winner & PP
伊藤真一
(DD BOYS)
H
2nd
中冨 伸一
(YSP PRESTO)
Y
3rd
小西 良輝
(HARC-PRO)
H
4th
井筒 仁康
(桜井ホンダ)
H
5th
渡辺 篤
(ヨシムラ)
S
motoGP 2004'
  Round-12 日本GP(ツインリンクもてぎ)

 あー、行きたかったなぁ…もてぎ
 せめて東京から1時間くらいのところにあれば絶対行くのに…なーんて言ってるけど、ホントは時間がどれくらいかかるのか、どこにあるのかもよく知らないんだけどね  

 それにしてもクラッシュの多いこと
 125なんて最終コーナーで10台くらい逝っちゃったんじゃないだろうか?

 よくよく見ればおそろしいコースレイアウトなんだなぁ…勝負所のアウト側にほとんどセーフティーゾーンがないんだもん。こりゃきっとコース改修の要望が出ると思うけど、オーバルコースがあるから無理だろうな…来年は日本でGP見られないかもね


 そのかわり(って訳じゃないだろうけど)オフィシャルの数はこれまで見たことナイほど多かった。motoGPの多重クラッシュのときは20人くらいいたんじゃなかろうか?


F1の上海はもっと多いのかな?



イヨッ!オットコマエ!

 そんな波乱のオープニングだったmotoGP。何年かぶりの鳥肌・感涙のレースだった

 主役はもちろん玉田なんだけど、ゴールしたときの声援は中野の方が大きかったような気がした。なぜか表彰式のあとも「ナカノコール」だったし(タマダコールはオンエアもれか?)、序盤の白煙もいいネタふりだったしね…

 それに何てったって”サーキットのミドリガメ”ことカワサキのマシンで表彰台である。チームメイトのホフメンは中野の50秒落ちでフィニッシュである
 いかに中野のライディングが超人的なものだったコトか!

 中野よ、ほんとうにおめでとう!
 これでオレも堂々と”中野レプリカ”をかぶってカワサキ
のバイクに乗れるよ!(インデックスのヤツだけどね…)


 さて、玉田。ゴメンね、前回のGPで”魅力がない”とか言っちゃって…スゲーかっこいい走りだったよ

 きっとマックスやカピ、それに好調スズキ勢(ホプキンスは2年で500メートルくらいしかもてぎのレース走ってないなぁ…)がいても結果は変らなかったと思う 

 それくらい玉田の走りは力強かった。バンク角とフォームは前から強烈だったけど、この日は見た目以上にその”気迫”がビンビンと伝わってきて興奮した


 それに比べてジベルノー…もうタイトルをあきらめてしまったのか?セッティングがどーのこーのと言う以前の問題だろう!
 試しにM1に乗ってみろ(無理だけど)!ロッシがどんだけ気合いでマシンを走らせてるかよくわかるだろうよ

 そのロッシの表彰台の妙に穏やかな表情…どっかで見たことあるなぁ、と思ったら2003年の南アフリカのレース後の記者会見のときと同じまなざしだった

 ジベルノーの後ろでフィニッシュした後、「(同じカラーリングの)ダイジロウとレースしてるような気持ちになった…」と言って優しい目で微笑んでいたロッシ…
この日のロッシは、玉田の後ろ姿に何を見たんだろう?

 やはり”大治郎”なんだろうか?

 いや、きっと傾きかけた陽光にかすむキャメルカラーに、すっかりカリスマ性を失ってしまった”ローマの帝王”の落日(=去りゆくライバル)を感じたんじゃないだろうか?


ノリックと宇川はリタイヤ … あぁ世代交代…

Winner
Makoto Tamada
H
2nd
Valentino Rossi
Y
3rd
Shinya Nakano
K
Pole Position
Makoto Tamada
H
Fastest Lap
たぶん玉田
H
motoGP 2004'
  Round-11 ポルトガルGP(エストリル)


 
十分キレたフォームなんだけど…

 なんかNHKのアナウンサーが「motoGPクラスで日本人初のポールポジション!」って連呼してたけど、2002年のもてぎで大治郎が獲ってたと思ったけどなぁ…なんか定義があるのか?それにしてもやっぱ田中アナじゃないとダメだ

 さて、早々にビアッジが飛んでしまったレースは、逃げるロッシ・追う玉田というちょっと意外な展開。日本人としては久しぶりに心躍るレースなはずなんだけど、なんか…こう…いまひとつ感情移入できなかった

 阿部や宇川みたいに”デキの悪い子(失礼!)ほどカワイイ”タイプでもないし、かといって大治郎や原田のように”芸術的なまでの速さ”といった魅力もないような…
 玉田の飄々としたキャラのせいもあるんだろうけど、何か”カマシ”てほしいなぁ…あ、次は去年ジベルノーにカマシたもてぎだ。期待しちゃおう!

 それにしてもロッシはすごい。ホンダのときの10倍攻めてる。もう今シーズン当初のテーマだった「速いのはロッシなのか?RC211Vなのか?」については結論が出たと思う


 ジベルノー、ビアッジ、玉田が勝ってるホンダ、ロッシだけが勝ってるヤマハ…
 HRCはロッシがタイトル獲ったときにちゃんと祝福するのかな?ロッシは笑顔でそれに応えるのかな?

 今からそのシーンが楽しみだ

Winner Valentino Rossi Y
2nd Makoto Tamada H
3rd Alex Barros H
Pole Position Makoto Tamada H
Fastest Lap Valentino Rossi Y
motoGP 2004'
  Round-10 チェコGP(ブルノ)


 寝ちゃった。残り3ラップくらいで・・・

 ま、結果知ってる(レースは先週)のと、オリンピック期間中の寝不足はあったにしても、なんか”オトナのレース”だから…
 (オリンピックの閉会式を差し置いて、ゴールデンタイムに放送しちゃって…大丈夫かなぁ、NHK。苦情殺到で来年から放送ナシ、なんてならなきゃいいけど…)  

 17ラップ目のセテとロッシの
バトルで、一瞬「ついにキレたか!」と期待したけど、そのワンチャンスをモノに出来ないと判断するやポジションキープに徹する…
 タイトル争いが個々のレースをつまらなくしてる…と言ったら言い過ぎかもしれないけど、いつからこんなふうになったんだろう?

 ビアッジよ、ロッシのケツを見続けて悔しくないのか?まさか「ヤマハの方が速い」って思ってるわけじゃないだろ?

 バロスやニッキーは”身体張ってる”というより”カラ回り”だなぁ…
 伝わってくるのは”イキの良さ”じゃなくて”悲壮感”だもん。ホンダワークスも罪なことをしてるよ。グレシーニと2対2でトレードした方がいいんじゃないか(笑)


 やっぱり若い才能はノープレッシャーで走らせてやりたいな。そういう意味では中野は恵まれてるね(笑)
 きっと劇的に伸びるよ。2年後くらいにホンダに移籍したら絶対開花するね!(苦笑…)


”マックス”じゃなくて”パーシャル”だよ・・・

Winner
Sete Gibernau
H
2nd
Valentino Rossi
Y
3rd
Max Biaggi
H
Pole Position
Sete Gibernau
Y
Fastest Lap
Alex Barros
H
motoGP 2004'
  Round-9 英国GP(ドニントンパーク)


 
3年前の8耐優勝コンビの1−2かぁ・・・

 ドニントンパークって、すごくライダーの”腕”と”度胸”が試されるコースだと思う
 開け開けで切り返す下りのS字とか、おおきくうねったストレートとか、ほかではあまり見られない(フィリップアイランドくらいか?)ダイナミックなコース・・・

 だからレースも普段はパワー差に泣いてるライダーがキレた走りで魅せてくれたり、ライバル同士が意地と意地をぶつけ合うバトルが見られたりする・・・はず、なのに・・・

 この日「絶対に勝つ」という気持ちを持っていたのはロッシだけだったんじゃないのかな?

 あとちょっとプッシュすれば勝てるかもしれないところにいたコーリンも「初表彰台でヨシ」、ジベルナウも「3戦連続ノーポイントだけは避けたいナ」という気持ちがよぎる中、小雨までちらついていよいよトーンダウンしてしまった・・・


 そんな中、意地を見せたのがノリックだと思う
 何年か前のドニントン、高速の下りで押し出されたときの因縁の相手バロスを堂々と抜き去り、さらに前のカピロッシ、チェカを追いかけてのハイサイド・・・

 ふと、あの日のノリックを思い出した
 1994年、日本GP。「絶対に勝つ」と自分に言い聞かせ、シュワンツ、ドゥーハンを追いかけてクラッシュしたGPデビューレース・・・


 ケガの具合は心配だけど、シーズン後半、もしかしたら・・・と期待してしまう

Winner Valentino Rossi Y
2nd Colin Edwards H
3rd Sete Gibernau H
Pole Position Valentino Rossi Y
Fastest Lap Colin Edwards H
SUZUKA 8hours 2004'
  決勝 鈴鹿サーキット (2004' 7/25 )


 あー、やっちゃったね・・・ホンダ・

 「子供のケンカにオトナが・・・」という声に対して、全国紙に全面意見広告まで出して8耐への執念を見せたホンダ。
 結果だけ見れば「ふーん。よかったね」てなところなんだろうけど、今日の勝ち方じゃ正直「これでも嬉しいのかよ・・・ったく」という気がしちゃうなぁ

 何でペースカーが1位と2位の間に入るんだよ?(8耐ではペースカーが2台入り、集団を2つに分けて半周ずらして走行する)
 その瞬間、ちょうど東コースと西コースの境目あたりにトップグループがいたんだろうけど、たかが10秒程度の差で走ってる2位を半周遅らすような入り方をするなんて・・・

 ホンダが悪いワケじゃないんだけど、鈴鹿(旧ホンダランド)だけに後味がよろしくない

 でも、2人のライダーがほんとに嬉しそうだったのが救い。あの”クールガイ”井筒が目を真っ赤にして喜んでるのを見ちゃうと「よかったなぁ・・・」なんて思ってしまうし、宇川は自分で「子供のケンカに」や「セーフティーカーがいいところに」とか言ってるし、ほんとにイイ人なんだなぁと思った

 でも、来年はさすがにホンダも考えるんじゃないかな?するとこの2人はどうなるんだろう?
 一番いいのは、ヤマハもスズキもカワサキもワークスで参加してGPライダー連れてくることだと思うけどね・・・


北川には勝たせたかった・・・

Win
7
宇川・井筒(SevenStars)
2nd
12

渡辺・加賀山(YOSHIMURA)

3rd
4
浜口・森脇(ホンダ学園)
4th
44
山口・徳留(仮面ライダー)
5th
22
岸田/ジャバニ(仏警察)
SUZUKA 8hours 2004'
  予選第一日 鈴鹿サーキット (2004' 7/23 )

 細かいリザルトは専門サイトに任せるとして、目を引いたのが「仮面ライダー」と「ホンダ学園」の2チーム。若くて伸び盛りのライダーコンビの走りは、近年にない新世代の台頭を感じさせる。特に去年は金曜日の補欠ライダー走行で早々にクラッシュし骨折したモリワキJrの走りは元気があって良い!

 一方、ベテランでは宇川の走りの安定度はピカ一。でも相棒の井筒がしっくりしていない印象。午前のセッションでも唯一のアタックラップ、シケインでバランスを崩してあわや転倒のシーンがあった
 夜間練習で井筒ばかりが走っていたので、スタートは宇川だと思うけど、その最初の1時間でどれだけ2位を離せるか・・・にかかっている気がする

 あと、伊藤真一のライディングって本当にカッコいい!フォームやスタイルはもちろん、ターゲットを追いつめ(予選同組の藤原克明や吉川和多留と常にバトルしてた!)ペースを上げていくタイミングや、最後の一発出しのキメ方など、まさに”プロ”のライダーっていう感じがする。XX-Fのマシンだけど、決勝も魅せてほしいと心から願う



↑人いねぇ〜!

 ところで・・・

 ここ数年、サーキットでの観戦はこの金曜日だけになってしまっているんだけど・・・今年は本当に人が少ない
 メインゲート前の二輪車駐車場は、あまりの台数の少なさ(午前10時の段階で50台くらい)に午後からは4輪にも開放されていた・・・

 スタンドも人がいるのはグランドスタンドの日陰部分のみ。それ以外はどこも2ケタくらいの観衆である。コース内側のパドックの方がスタンドの3倍くらい人がいそうだ

 今年は8耐の日程発表直後にGPカレンダーが変更されてしまい、GP勢の参加が皆無となってしまった不幸もあるんだろうけど、やはり最大の原因はピーク時から後の数年の間に、ファンの気持ちを無視し続けたことなんじゃないかと思う

 毎年値上げされた駐車場代、邪魔者扱いのキャンパー、子供だましの関連グッズや飲食店ブース・・・しまいにはバイクとは何の関連もない芸能人のプロデュースイベントやバラエティ番組とのタイアップで、”最後のファン層”まで失ってしまった気がする

 サーキットのあちこちでメーカーやスポンサーがPR活動したり、熱心にアンケートをしている姿を見るにつけ「鈴鹿サーキットはファンの声を聞いているのか?」という疑問ばかりが脳裏をかすめた

予選初日リザルト
(順位、ゼッケン、ライダー(チーム)、タイム)

1st
778
辻村・伊藤(zip-fm) 2'10.'895
2nd
12

渡辺・加賀山(YOSHIMURA)

2'11.036
3rd
7
宇川・井筒(SevenStars) 2'11.179
4th
73
小西・安田(HARC-PRO) 2'11.205
5th
8
北川・藤原(KENZ) 2'11.363
*太字のライダーによるタイム

 
motoGP 2004'
  Round-8 ドイツGP (ザクセンリング)



ロッシ(4位)の後ろ姿は何を物語るのか・・・

 正直、ロッシなら今シーズンもぶっちぎって勝ち続けると思ってた。いくらヤマハでも同じカテゴリーのマシンなんだし、ロッシならWCMのマシンでも勝てるだろう・・・と

 実際、ここまで4勝してるんだけど、昨年までの必勝パターンじゃなくて競り勝ってるレースがほとんど。このドイツGPでは、終盤なすすべ無く順位を下げていくロッシを見て、「あー、ほんとにヤマハって遅いんだ・・・」なーんて思ってしまった

 それにしても、今シーズンはクラッシュが多い気がする。このレースでもお約束のメランドリがチームメイトのノリックを豪快に巻き込んでクラッシュ!ジベルナウはまたもフロントから、それにチェカ、カピロッシ、ベイリス・・・

 で、これもロッシの成績に関連してる気がしてしょうがない


 これまで、ロッシと一部のRC211に乗るライダーを後方から指をくわえて見ていたライダーにとって、今シーズンは手を伸ばせば表彰台、そして”優勝”が届きそうに見えているに違いない

 「あと少し・・・」という無理が限界を超える走りを誘発してるんじゃないのかな?

 

winner Max Biaggi H
2nd Alex Barros H
3rd Nicky Hayden H
Pole Position Max Biaggi H
Fastest Lap Alex Barros H
 90年代後半、レイニーもシュワンツもいなくなったグランプリで、それまで何度もクラッシュで痛い目にあったミック・ドゥーハンは終盤の数ラップだけ飛ばして勝つ、という省エネレースをしていた(自分で言ってた)
 そして、それに気づかないセカンドグループのライダーが、序盤から中盤にミックを追いかけててクラッシュすることが多くあった(これもドゥーハン自身が言ってた)

 今回のレースで、チャンピオンシップポイント的にはますます混戦になったんだけど、これからやばいクラッシュが増えなきゃいいけどなぁ・・・
Next (2005)


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