二段増幅回路の歪の打消しのシミュレーション

2004.12.02
2005.1.22修正

 
HARU@豊橋

 自作したMS-Excelのシミュレーションを活用して、アンプ設計でよくいわれる前段との歪みの打消しを確認してみました。シミュレーションについては、こちらをご覧ください。 45シングルアンプを例にとってドライブ段に76を用いた場合の歪みの打消しをシミュレーションしてみます。もちろん、ロードラインさえあれば、他の組み合わせでもシミュレーション可能です。

 

手順はおおまかに以下の手順でおこないます。

  1. 「MS-Excelを用いて真空管のEp−Ip特性グラフから出力波形と歪率を算出する方法」の手法を用いて、45および76について単体のデータを得る。
  2. 出力段(45)の入力の欄に初段(76)の出力のデータをリンク貼り付けする。
  3. 初段(76)の入力(サイン波)と出力段(45)の出力の関係の多項式を得る。
  4. 初段(76)+出力段(45)合成の出力波形および高調波ひずみ率を算出する。

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