くるまえび 令和２年1月号
くるまえび
（明生会館情報誌）
令和２年1月号（第35号）
点字図書館「明生会館」
郵便番号 ４４０－０８７４
愛知県豊橋市東松山町３７番地
電話番号 ０５３２－５２－２６１４
メールアドレス asv60960@siren.ocn.ne.jp
内容
あいさつ
お知らせ
トピックス
サピエ図書館より図書の紹介
サピエ図書館より新刊図書の紹介
くるまえびに掲載する原稿を募集しています
あいさつ
新年明けましておめでとうございます。皆様方にはお健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。明生会館では、利用者の皆様に充実した情報を提供できるよう、職員一同力を合わせサービスの向上に取り組んでまいりますので、本年もよろしくお願いいたします。
今年はねずみ年ですが、どのような年なのでしょう。「子」は子供の「子」と書きます。「子」という字は、「一」（はじめ）と「了」（りょう＝おわり）に分解できます。これから「子」（ね）という漢字には、はじめとおわりが交わるという意味があります。そして、昔の時刻を表す子（ね）の刻の時間帯は、23時から1時です。まさしく子の刻は、終わりと始めが交わる時間です。干支は「庚子（かのえね）」「こうし」。ねずみは繁殖力が高くて、どんどん増える。「庚」（かのえ＝こう）はもともとは「更」（変更の更）だと言われています。この「更」は次のような意味があります。更改とか、更新とか、だいたいイメージできると思います。
「庚子」が表す意味は、変えて新しくする、新たな芽吹きと繁栄の始まりです。つまり、新しいことを始めると上手くいく、大吉の年になるそうです。いよいよ今年、オリンピックやパラリンピックが開催されます。大いに盛り上がり、良い年になるでしょう。
昨年の1月号の挨拶で「亥年には何かが起きる」と書きましたが、8月九州北部豪雨・9月の台風15号・10月の台風19号とも激甚災害指定されるほどの被害が出ました。これらの災害で、「避難所がいっぱいで別の避難所を紹介された」「水や非常食の支援物資が足りなくなっていた」という声が多くありました。今回は台風が来ることが事前にわかっていたため、ある程度避難所や物資の事前準備を行うことができましたが、それでも大きな混乱が起きています。今後、南海トラフ地震などの事前予測が難しい、さらに大きな災害があった場合、「避難所に入れない」「物資が行き届かない」ことになるのは必至です。行政を頼れないということではなく、限界はどうしてもあり、即時に対応ができない状況は必ず生まれます。身を守ることがもちろん最優先、加えてすぐに持ち出せる防災グッズを用意しておきましょう。やれる事はやっておき、あとは災害が起こらない事を祈りましょう。
さてこのねずみ年、オリンピック・パラリンピックがあり、きっと熱い1年になることでしょう。会場までいける人は少ないと思いますが、精一杯応援し盛り上げましょう。暑い夏がより一層暑くなりそうです。ねずみ年だけに、健康にチュー意し良い年にしましょう。
お知らせ
１ 紹介されている図書のリクエストは、ご希望の媒体（点字／テープ／ＣＤ）と番号（１の○○）をご連絡ください。
２ 発送物は「テープからＣＤへ」などの変更が可能です。変更される場合は、明生会館までご連絡ください。ＣＤ版も返却の必要はありません。
３ 明生会館では中日ドラゴンズファンのための雑誌、月刊ドラゴンズのデイジー版を毎月上旬に発行しています。ご希望の方は明生会館までご連絡ください。
４ 明生会館の開館時間は9時から17時です。12時から13時は休憩時間のため、職員不在や食事中で電話に出られないことがあります。電話等はなるべく休憩時間外にお願いします。
５ くるまえびCD版には終了後、50代からの旅と暮らし発見マガジン「ノジュール」12月号抜粋版が収録されていますので、そちらもお楽しみ下さい。ボリュームの関係でCD版のみ収録となっていますので、ご希望の方は明生会館までお尋ねください。
トピックス 入浴と花粉症
来月くらいから鬱陶しい花粉症の季節が始まります。私も花粉症が酷く、鼻水・鼻づまり・目のかゆみ・頭痛などに毎年悩まされています。治るものでもなさそうなので、何とか軽く済ませる入浴方法はないか調べてみました。
１．髪の毛や体についた花粉を洗い流すために、毎日お風呂に入る。
２．目がかゆい、肌がかゆいというタイプの人は、熱いお湯に入るとかゆみの原因であるヒスタミンが生まれてしまうので、ぬる湯がおすすめ。
３．鼻づまりタイプの人には、入浴はかなり効果的。 鼻の粘膜の下に血が溜まって鼻づまりを起こすわけなので、入浴で血流がよくなれば一時的にしても鼻づまりが解消されることが期待できる。
４．お風呂の湯気を鼻から吸うことは、鼻腔内の花粉を洗い流すことにつながり、血流もよくなるので症状の緩和が期待できる。
５．同様に湯気を口から吸うことは、呼吸器にもよい影響が期待できる。
また、自律神経との関連説もあることから、入浴によって自律神経の働きを正常化するようにすれば、症状の軽減に役立つかもしれません。
以上、家庭のお風呂でも効果が期待できるそうです。
お金と時間にかなり余裕のある人は転地療法がベスト。杉花粉のない沖縄や奄美、北海道に短期間移住するのが良いそうです。グアムやハワイなどに移住したら、花粉症とは無縁になれそうですね。
サピエ図書館で人気のある図書を、デイジー図書・点字図書それぞれ５タイトルご紹介します。読書の参考にご利用ください。デイジー図書・点字図書と分けて紹介していますが、点字図書で紹介された本のデイジー版はないか、そのような問い合わせも受けますのでお気軽にお尋ねください。
デイジー図書
1-1 湊 かなえ 落日 10時間31分
新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督・長谷部香から、新作の相談を受けた。香は１５年前に起きた、判決も確定している「笹塚町一家殺害事件」を手がけたいというが…。絶望の淵を見た人々の祈りと再生の物語。
1-2 沢里 裕二 危ない関係 6時間28分
失踪した経営者を追い、ホストクラブへ単独潜入した“悪女刑事”こと警視庁組対部の黒須路子。だが、客が店に放火し、ロケットランチャーがぶっ放されて、九死に一生、逃げ出した。自分を亡き者にしようとする上司を疑うが…。
1-3 益田 ミリ 一度だけ 3時間34分
一年に一度、ステージ上の誰もが光り輝くリオカーニバルの煌めく美しさと、一見平凡に見える日常が時折放つ輝きの強さを丁寧に描く九年ぶり、二作目の長編小説。
1-4 松井 薫 立ったままで「５秒腹筋」 3時間9分
“筋肉をつぶす”動作を１回５秒行うだけで、お腹をスッキリ引き締める！いつでも、どこでも立ったままの姿勢でできる新しい筋トレメソッド「５秒腹筋」を紹介。お腹以外の部分ヤセメニューも収録する。
1-5 沢里 裕二 ホテル満開楼 6時間17分
作家の霜月公輔は、腐れ縁のやり手女将が経営する温泉旅館に誘われた。なんでも旅館経営に「官能作家の知恵」が必要なのだという…。いわくありげな湯治客たちが、温泉旅館「満開楼」でしっぽりしっとりエロ事勝負。
点字図書
1-6 石原 慎太郎 救急病院 2巻
千代田区溜池にある中央救急病院に、地下鉄の人身事故で瀕死の重傷を負った女性が運び込まれた。駆けつけた患者の父親によると、彼女はほどなく結婚する予定だという。担当チームは左脚の裂傷の高度な縫合手術に挑む…。
1-7 ヨハンナ・スピリ アルプスの少女ハイジ 3巻
クララ、ペーター、おじいさん……みんな、ハイジと出会って、幸せになった。
あなたも「ハイジ」と出会って、新しい幸せを見つけてください。
1-8 『ＴＨＥ２１』編集部編 医師＆専門家が実践！本当に疲れが取れる効果１０倍！の休息法 2巻
どんな休み方をすれば、疲れがしっかり取れ、翌日に残らないのか。身体のメカニズムから正しい食事、入浴、睡眠の方法、そして手軽にできるセルフケアの方法までを、医師や専門家らが紹介。
1-9 今野 敏 キンモクセイ 5巻
法務官僚の神谷が殺された。警察庁警備局の隼瀬は神谷が日米合同委員会に関わっていたこと、“キンモクセイ”という謎の言葉を残していた事実を探り当てるが…。警察インテリジェンス小説。
1-10 赤川 次郎 結婚案内ミステリ－風 3巻
奇想天外の着想と推理。“OL名探偵”紘子の活躍を軽快なタッチで描く、ロマンティック・ミステリー。
サピエ図書館より新刊図書の紹介
サピエ図書館に登録された新刊図書を著者とタイトルのみ紹介します。利用希望の方は番号をリクエストしてください。
デイジー図書
1-11 早見 和真 店長がバカすぎて
1-12 小路 幸也 あの日に帰りたいー駐在日記
1-13 諸田 玲子 尼子姫十勇士
1-14 千葉 真弓 あやしい政宗伝説 元ネタ知って楽しさ２倍。
1-15 道尾 秀介 いけない
1-16 市原 悦子 市原悦子ことばの宝物
1-17 今井 雅子 嘘八百 京町ロワイヤル
1-18 東川 篤哉 ハッピーアワーは終わらない
1-19 西村 京太郎 仙石線殺人事件
1-20 矢部 万紀子 美智子さまという奇跡
点字図書
1-21 青柳 碧人 悪魔のトリック
1-22 垣谷 美雨 あなたの人生、片づけます
1-23 西条 奈加 隠居すごろく
1-24 谷口 雅美 大坂オナラ草紙
1-25 新津 きよみ 夫が邪魔
1-26 浅黄 斑 「金沢・八丈」殺人水脈
1-27 杉田 淳子 カレーライス！！大盛り
1-28 山田 厚史 銀行員が消える日
1-29 田口 ランディ コンセント
1-30 有栖川 有栖 作家小説
くるまえびに掲載する原稿を募集しています
ご意見・ご要望・感想などの投稿を募集しています。ただし、お寄せいただいた原稿は添削させていただく場合や、掲載できない場合もありますので、あらかじめご了承ください。
以上で「くるまえび」令和２年１月号を終わります。
