TV Watching (テレビ観戦、時々サーキットにて・・・)

MotoGP 2009'
  Round-17

バレンシアGP (バレンシア)

87年鈴鹿のカルロス・ラバード以来の珍転倒?

 ストーナー怒ってたよね。何でだろ?

 レース(?)後のコメントでは『いつもと同じようにタイヤ暖めてたらハイサイド食らった』みたいなことを言っているようだけど、それならメカに当たる理由はない(自分のミス)ワケで…
 あの剣幕からすると、やっぱり何かの電子制御のトラブルなんじゃないだろか?

 こうやって考えると、ストーナーはデスモセディチと戦い、ロッシは自分自身と戦っていたシーズンだったように思う
 だから2人のバトルは噛み合わないんだけど、逆に感情をむき出した時の激しさは常軌を逸するほど激しい

 去年のラグナ、今年のフィリップアイランド…
 やっぱり、レースを熱くするのは訳のわからないレギュレーションやトリッキーなコースレイアウトなんかじゃなく、ライダーの闘志なのだとつくづく思うのである

 
 さて、日本人にとっては最高と言っていい幕切れとなった今年のグランプリではあるが、4輪の”トヨタショック”、そして”BSショック”の余波があまりに大きく、モータースポーツそのものの先行不安がなかなか払拭できない

 だからこそ、青山博一には本当に頑張ってほしい
 幸い、サッカーがらみの話題でニュースになったり、総理大臣から祝電が届いたりという願ってもない注目を浴びているこの機会に、何とかスポットライトの当たるところで活躍してほしい

 悲しいニュースでなく、嬉しいニュースで一般紙にグランプリの記事が掲載されることを、来年こそ…

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Winner Dani Pedrosa H
2nd Valentino Rossi Y
3rd Jorge Lorenzo Y
PP Casey Stone D
Fastest Lap Dani Pedrosa H


Congratulations!
2009 World Champion (250cc)
HIROSHI AOYAMA , JAPAN

MotoGP 2009'
  Round-16

マレーシアGP (セパン)

 まったくG+さんもお人が悪い

 生中継で表彰式の前でブッツリ切られてしまった中継が、何と再放送では予告ナシにインタビューまで完全放送されてた

 でもね、何となくそんな気がしたんだよ。だから最後の30分くらいだけ録画したオレはロッシと同じ勝ち組ってワケだ。あーはは

 さて今回のレース最大のサプライズ…それはこのセパンの客の入りである
 あの2本のストレートに挟まれた広大なスタンドが、結構な人で埋まっているではないか!

 何でココでやるのか意味不明なスーパーGTはもちろん、MotoGPでもスタンドのシートの青と白のまぶしさばかりが目立っていたこのセパンにこれだけの観衆が押し寄せ、しかも国際映像に入り込む歓声も今期イチと言っていいくらいの熱狂ぶり…
 マジで『スペインの次はマレーシアじゃないのか?』と思ってしまった


英語文化に媚びないところもまたこの人の魅力

Winner Casey Stoner

D

2nd

Dani Pedrosa

H

3rd

Valentino Rossi

Y
PP Valentino Rossi Y
Fastest Lap Valentino Rossi Y


 でレースであるが、今回ばかりは言わせてもらおう

 『ロッシが真面目に走ればチギってた』と

 あのキレキレのストーナーに予選でコンマ5秒差、そのストーナーから8位のランディまでが1秒である
 もうドライなら鉄板だと思ったらドシャ降り…しかし、出遅れてしまったことで『コケてチャンピオンはイヤだな』と思うやとにかくコケないことに徹しながらのファステストラップ…

 ここに来てのストーナーとロッシの進化、それに自信満々のロレンゾと地元のダニ、さらに怖いもの知らずのベン・スピーズ、までやってくる最終戦、もーーーー!

 でも、こういう期待をすると、いつもきまってアッサリした展開になるんだよな(笑)  

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MotoGP 2009'
  Round-15

オーストラリアGP (フィリップアイランド)

もらい事故KING、ニッキー!
今年もダントツでタイトル決定だ!

 このところ専門誌はトンと見てないのでよく知らないんだけど、ガードナーとミックは仲直りしたんだろうか?

 同じサーキットで同じイベントに出る以上、打ち合わせとかあるんだろうし…もし”微妙”な状況だったとしたら、ベイリスが可哀想すぎる

 あと、ビーティとかマギーって今何やってるんだろう?
 今でもイベントレースなんかで和気あいあいとやってるアメリカン達(除くスペンサー)と比較すると、やはりちょっと寂しかったりする

 それにしてもやっちまったなぁ、ロレンゾ
 逃げたい気持ちはわかるけど、予選からストーナーはムチャクチャキレてたし、最終セクターで周回遅れにジャマされながらもそのストーナーのコンマ05秒差のロッシの走りを見てたら、さすがに逃げは厳しいかと…

 それでも、コケる前の行動がスゴかった

 ニッキーと接触し、満足に減速できないまま砂の浮いたアウト側にはらみながらも、「ちょっと寝かす→マシンの向きかえる→ちょっと起こす→ブレーキかける」という、人力VDCとでも言うべき作業を短い時間にやってのけ、あの状況下で最後まで”コーナーリング”しようとしていたのにはビックリした(ブレーキが壊れてなかったら、何事もなかったように曲がっていったかも…)

 これでタイトル争いはカタがついてしまった気がするけど、考えようによってはロッシのまわりに『ポイントなんて関係ねーよ、勝ちたいんだよ』っていうライダーがまた一人増えたわけで…

 ヘンなクラッシュが起きなきゃイイけどなぁ…

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Winner Casey Stoner D
2nd Valentino Rossi Y
3rd Dani Pedrosa H
PP Casey Stone D
Fastest Lap Valentino Rossi Y
MotoGP 2009'
  Round-14

ポルトガルGP (エストリル)

 いやー、やっちまったね。あろうことか電源入れっぱなしでPCIのボードを抜き差ししちまったら、”パチ”とか言ってパソコンが死んじまった(マザーボード+LANカード+メモリで計1.5万円の出費…oh! my buddha!)

 それにしてもロレンゾの速さは何なんだ?
 この日のキレキレのストーナーが歯が立たない、ロッシに至ってはあっさり白旗、おまけにレース後は溜まっていたモノを吐き出すかのように『オレ、たぶんロッシより天才!』みたいな発言をしたとかしないとか(すみません、かなり大袈裟に書いてしまいました)

 おそらくロレンゾは本気でタイトルを獲りにきてるんだろう
 そして『いけるんちゃう?たぶん』という手ごたえを感じているのだろう

 そこでキーになるのが、やはりストーナーとダニなのである


そ、そんなに深く入れて大丈夫なのか!?

Winner Jorge Lorenzo

Y

2nd

Casey Stoner

D

3rd

Dani Pedrosa

H
PP Jorge Lorenzo Y
Fastest Lap Dani Pedrosa H


 この2人はタイトル争いに対してまったく遠慮しなくて良いポジションにいる。チームもメーカーも違うので『勝ちたきゃ自力で抜いてみろ!』だ


 こういうバトルの時、ロッシがめっぽう強い反面、ロレンゾはカタルニアのトラウマがある
 そうならないために、おそらくロレンゾは『逃げ』のレースをしたいだろう

 しかし、これこそ去年の中盤以降ストーナーがハマった罠なのである

 ロレンゾがタイトルを獲得するためには”バトル上等”の気持ちでいなければならないのだ。だから…
 いよいよ、待ちに待ったエース4人のバトルが始まる
   

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MotoGP 2009'
  Round-13

サンマリノGP (ミサノ)

ウーチョの後ろのキャンギャル…
いくらなんでもローライズ過ぎやしないか?

 さて皆さんはこのミサノ・ワールド・サーキットの住所をご存知だろうか?

 "Via Daijiro Kato, 10-Santa Monica-47843 Misano Adriatico (RN)"…そう、大治郎の名前が燦然と輝いているのである

 サーキット改修時に、そのアクセス道路に大治郎の名前が付けられたのは有名な話であるが、ヨーロッパでは住所は大体通りの名前+地番となるため、そのまんまDaijiro Katoの名前が付く…おそらくミサノの人々はそこまで分かった上で、”加藤大治郎通り”を造ったのだろう
 昨年のこのコーナーで触れた"Dedikato"といい、ホントにミサノって素晴らしい

 その素晴らしい街、サーキットで、地元のロッシがこれまた素晴らしい走りを披露して優勝して見せた

 これまで4強だ、3強だと言われてきたが、実際にはロッシとロレンゾ、ペドロサにはこのくらいの差がまだあった、ということをハッキリと確認させられたレースだった(前回と正反対の意見になっちまった…苦笑)

 ロレンゾはセッティングが完璧ではなかったと言っているようだが、それは『ロッシよりこれだけ遅いんだから…どっかおかしいんだろ』と考えているんじゃないかと思う。だってすごくいい走りだったから

 ヘンテコなスケジュールのせいでまた1ヶ月間が空くけど、このレースを見ると『あー、今年も決まっちゃったなー』と…(笑)

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Winner Valentino Rossi Y
2nd Jorge Lorenzo Y
3rd Dani Pedrosa H
PP Valentino Rossi Y
Fastest Lap Valentino Rossi Y
MotoGP 2009'
  Round-12

インディアナポリスGP (インディアナポリス)

 確かに、今回の「ロッシvsロレンゾ」はロッシの転倒でカタが付いた

 でも、敢えて言わせてもらうとロッシはコケなくても今回ロレンゾには勝てなかったんじゃないかと思った

 理由のひとつは、最大の勝負どころでのキメ方
 ロレンゾは1コーナーでロッシを綺麗にオーバーテイクしてみせた
 一方のロッシは、そこでの失敗がクラッシュにつながってしまった(ようだ)

 もうひとつの理由は、今回のロレンゾはチェコでの教訓を見事に活かし、ロッシの出方に合わせながらもまだ余裕があるように見えたことだ

 絶対的な速さではなく、神経戦でもロッシと渡り合うまでに成長したロレンゾ…ロッシとの差は、ロッシが年に数回見せる”神がかり的な爆発力”だけかもしれない


なんで毎度毎度アメリカ国歌斉唱はヘタクソなんだ
(今回は綺麗な人だったから許すけど)

Winner Jorge Lorenzo

Y

2nd

Alex DeAngelis

H

3rd

Nicky Hayden

D
PP Dani Pedrosa H
Fastest Lap Jorge Lorenzo Y


 しかしやっぱり腑に落ちないのがロッシ、それにダニの転倒だ


 実はウォームアップでこの2人が異常なほど激しくブレーキに熱を入れている(フロントを何回もガックンガックンやってた)のを見て、『ココってそんなにブレーキヤバいの?』と思った

 気温的にカーボンと鋳鉄のそれぞれの守備範囲のちょうど微妙なところだったのかもしれないけど、2人ともブレーキミスからラインを外してダスティな路面でスッテンコロリンってのを見て、このコースのセッティングの難しさをあらためて感じた

 そしてそんなコトが今年もプラスに働いたニッキーだけど、ストーナーがいなくなってこうも調子が上がるとなると、何かドカの開発って根本的に方向性があさってだったんじゃないか、という気が…

   

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MotoGP 2009'
  Round-11

チェコGP (ブルノ)

ジャ…ジャミラ?!

 メランドリとカリオのクラッシュ、あれは何というかアブないシーンだったなぁ…カリオのヒザか手が吹っ飛んでもおかしくないようなヤバさだった

 そのせいかカリオがマルコメにキレてたけど、ありゃ画面で見る限りどう見てもカリオが悪いように見える
 でも、実はあういうクラッシュには前例があって、その時も前にいたライダーが罰金になってる。何だろう…やっぱレーシングアクシデントってのは一般人には想像できない仕組みで起きるもんなんだろうか?


 さて、そのカリオが結構なタイムを出しちゃったんで、ますますニッキーの肩身が狭い
 しかし、こういうのってよくあるコトなんじゃないかと思う

 腐っても(失礼)チャンピオンマシン。体制だってプラマックとは段違いなんだし、とりあえずストックに近いマシンで、ライダー側の努力で頑張ってみると…あら、結構イイタイムじゃない、ってなる

 一方、ワークスを渡り歩き、ドカのマシンもそれなりに把握してきたニッキーは、タイムが出なけりゃマシンをイジって見たくなるだろう
 それがうまくいきゃイイけど、往々にしてセッティングの迷路にハマり込む…

 考えてみりゃストーナーだってルーチョのチームに来た頃は今のカリオみたいで、そのシーズンの後半戦はニッキー状態だったじゃん(笑)

 だから…とりあえず次のインディアナは頑張れよ、ニッキー!

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Winner Valentino Rossi Y
2nd Dani Pedrosa H
3rd Toni Elias H
PP Valentino Rossi Y
Fastest Lap Jorge Lorenzo Y
MotoGP 2009'
  Round-10

英国GP (ドニントン・パーク)

 野球のルールに対する日本人の理解度は、世界でも類を見ないほど高いと思う
 しかし、どうしても違和感を覚えてしまうのが「盗塁」と「タッチアップ」である

 ダラダラと投げるピッチャーへの戒め、外野まで球を飛ばしたご褒美…本当のコトはわからないけど、いずれにせよ本来のプレーからはどう拡大解釈してもあり得ないルールだと思う

 それと同じような違和感を感じるのが、いわゆる"FLAG TO FLAG"のレースである

 ライダーの技術とか、メカニックの腕とか、そういうチームの総合力なんか関係なく、多少の運と偶然、それに資金力(スペアマシンやパーツの豊かさ)でリザルトが左右されているような気がしてならない

 まーブレーキローターの違いやらの安全性や、テレビ放送の時間制限なんかでこうなってるんだろうけど、何回見てもヘンな気分になるんだよなぁ…


ロッシ転倒の直前に飛んだナゾの物体…
(「ただのゴミ!」とか言わないでね)

Winner Andrea Dovizioso

H

2nd

Colin Edwards

Y

3rd

Randy De Puniet

H
PP Valentino Rossi Y
Fastest Lap Jorge Lorenzo Y


 変な気分ついでに、どうだこの表彰台は!


 終盤のバトルはいろんな意味でスリリングだったけど、終わってみればみんなそれぞれにイイ顔をしていて、なんかホッとした

 それに派手に火花を散らして転倒したロッシとロレンゾが、ピットに戻ったあと意外なほどサバサバした表情だったのも印象的だった

 反面、レインタイヤを選択したドカの2人…

 レース後、その選択についての言い訳をリリースしたようだけど、コレはチーム内に禍根を残すんじゃないかなぁ…

 いろいろ考えてみると、やっぱりレースはドライがイイ、ってことか(ゴメンね、ヨシムラさん)
   

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MotoGP 2009'
  Round-9

ドイツGP (ザクセンリング)


グレシーニのシート争いはますます熾烈に…

 何というか、このモータースポーツを取り巻く環境が厳しい時代、『もうちょっと何とかならんのか』と思うのがレーススケジュールだ

 先週、ドイツでF1があった翌週に今度は同じドイツでMotoGPが開催である
 『ファン層が違う』のかもしれないけれど、それでも多少は観客動員に影響してるんじゃないかと思う(その割にはザクセンはすごい人だったけど)

 で、7月最後の週末は今年もMotoGPとF1、それに自転車のツール・ド・フランスの最終日が時間帯まで見事にバッティングする
 ドルナよ、バーニーよ、本当にコレでいいのか?
 少なくともオレは困る。だってスカパーのチューナーは3台あってもアンテナは1本の1契約だけだもん(笑)

 それにしてもザクセンっていうのは本当にタイヤにキツいコースなんだなぁ…

 車載であれだけタイヤがボロボロに見えたのは初めて、っていうくらいのドヴィのフロント。まだ中盤だってのに…
 ストーナーも序盤からフラれてたし、ロッシはタイヤを持たせることだけに集中してたように見えた

 そんな中、光ったのはダニの踏ん張り
 少なくともタイヤのマネジメントに関しては今回ロッシ並みにうまくこなしてたと思う

 体重が軽い、ってのも多少アドバンテージなのかもしれないけど、こうなるとタイヤに厳しい真夏がサマーブレイクになってしまった近年のレーススケジュールがちょっとかわいそうな気もする

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Winner Valentino Rossi Y
2nd Jorge Lorenzo Y
3rd Dani Pedrosa H
PP Valentino Rossi Y
Fastest Lap Dani Pedrosa H
MotoGP 2009'
  Round-8

USGP (ラグナセカ)

 
 まーレースはダニが勝ったんだけど、何となくダニとロレンゾの意識の差みたいなモノを感じてしまった

 たとえば最後のシーンだって、ロッシの考え方ひとつで抜かれちゃった、あるいは共倒れになったかもしれないんだから、あんなに喜んでる場合じゃないだろうという気がする

 プーチよ、本当にあれでイイのか?戦略ミスじゃないのか?

みんなアメリカが好きなんだなぁ


 で一方のロレンゾは完全にキレてる。頭打ちすぎてイッちゃったんじゃないかと思うくらいキレてる


 もうロッシを抜くのに何のためらいもないし、ブレーキングでは完全に『オレの方が巧い』って思ってるだろう。それにストーナーなんかはもはやカス扱いしてるようにさえ見える

 今、グランプリでミスしてロッシに離された後に、もう一度追いつけるのはロレンゾだけだろう。逃げ、差し、捲くり、なんでもできるオールマイティタイプなライダーって最近いなかった(ロッシ以外)から、こういうタイプとロッシのバトルは良くも悪くも結構ヤバいかもしれない

Winner Dani Pedrosa

H

2nd

Valentino Rossi

Y

3rd

Jorge Lorenzo

Y
PP Jorge Lorenzo Y
Fastest Lap Dani Pedrosa H


 それと言いたくはないけどスコットの高橋解雇問題…


 タルマクシの成績がアレなんで、まぁ日本じゃかなり風当たりが強いだろうけど、別の見方をすれば『タルマクシが青山のタイトル獲得にむけて強力サポート!』とも言えるわけで、まーしばらくは何とも言えないなぁ…

 富士のF1撤退騒動も合わせて、なにかモタスポ激震第二幕のはじまりなのか…はぁ〜
   

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MotoGP 2009'
  Round-7

ダッチTT (アッセン)


左の人は8耐の時、プールで全裸で泳ぐ人です

 100勝ってのは確かにスゴいんだけど、このレースで一番重要だったのは、ロッシが『あと数シーズンは走りたい』ってインタビューで言ったことだろう

 自分もそうだけど、きっと多くの人は『今年と来年タイトル獲って、10個の盾を手土産に4輪に転身』というイメージを持っていたんだろうけど、アゴの記録が微妙に手が届きそうになってきたんで、ちょっとヤル気になってきたんだろうか?

 だとすると…その頃スズキは存在してないかもしれないし(笑)、ホンダ復帰もないだろうし、ヤマハはスピーズを引っ張ってくるだろうから、やっぱドカなのか…

 きっと決め手は2010の移籍シーズン時点で、アゴの記録まで”あと何勝か?”にかかってくるんだろうな
 1〜3勝だったらどこでも可、4〜10勝ならヤマハorドカ、それ以上だったら…アゴの記録にケチをつけて抹消させるだろう

 もうひとつスゴかったのがロレンゾ

 ストーナーを抜いたシーンなんだけど、アレは前戦の最後の最後にロッシにヤラれたオーバーテイクをパーフェクトに学習してのものだった

 グランプリ最強のブレーキ魔王の称号をロッシから奪い、今またロッシが頂点に君臨する”ロスしない、差し返されないオーバーテイク”王の座も脅かす…

 マシンの出来が素晴らしいだけに、ロレンゾの速さはもうロッシの想像を超えつつあるような気がする。う〜ん、あと22勝…厳しいな…

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Winner Valentino Rossi Y
2nd Jorge Lorenzo Y
3rd Casey Stoner D
PP Valentino Rossi Y
Fastest Lap Valentino Rossi Y
MotoGP 2009'
  Round-6

カタルニアGP (バルセロナ)

 
 MotoGPのレースの時には、それなりにスタンドは埋まっているように見えたけど、125の時なんざ『え、コレってオートポリス?』ってくらいガラガラだったなぁ…

 心配なんだよ、ホント。スペインが沈んだらバイクレースはもう生き残れないんじゃないかって  

 だって1年でMotoGPで3回、F1が2回来るんだよ。バブル期の日本でもそこまで過剰供給してなかったのに、このご時勢にトップカテゴリのレースが5回、レースシーズンだとほぼ毎月だよ

 avexやビーイングのアーティストじゃないけれど、多少は”出し惜しみ”して人気を維持したほうがいいんじゃないかな?
 頼むから80年代の日本の二の舞は避けてくれよな!

宮城さん、ココのセクションはF1は走らないよ

Winner Valentino Rossi

Y

2nd

Jorge Lorenzo

Y

3rd

Casey Stoner

D
PP Jorge Lorenzo Y
Fastest Lap Casey Stoner D


 何はさておき、今日もG+の放送は良かったね


 ついさっきまで『おー、今日のアナウンサーはなかなか詳しいじゃねーか!』って思ってたけど、今見たら全部公式HPの記事の受け売りじゃねーか!(笑

 でも、それと同じ程度(というよりもっとヒドい)で全戦現地まで行って、ギャラまでもらってるF1の今○純に比べれば全然許せるけど

 それとこの数年思っていて去年も書いた気がするけど…上の写真のコーナーのロッシのライン、アレはロッシなりのベストラインなんだよ!いい加減オレの言うこと信じてくれよ!(笑)
   

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MotoGP 2009'
  Round-5

イタリアGP (ムジェロ)


ド、乗り換えスピードランキング1位!

 本当にゲロ吐きそうなほど不愉快なのがF1のバジェットキャップ問題だ

 別にモズレーが嫌いだとか、バーニーがアンディ・ウォホールに似てるとかじゃなく、コレのせいで他のカテゴリのレース報道が大幅に減ってしまっているのが許せない

 こんな大金持ち同士が札束で雪合戦やってるようなバカげた茶番でも、連日中スポ(トーチュウ)は貴重なモタスポコーナーの9割8分を使って報じてくれる

 あのさ、もうコレのニュースは結論出るまで放っておこうよ。どうせ何事もなかったように元の鞘に納まるに決まってるんだから…

 でイタリアGP

 この数年の傾向だと思うんだけど、イタリア(サンマリノ含む)開催のGPは、なんで日本のサーキットみたいにチームやメーカーの”応援シート”がいっぱいあるんだろう?

 ロッシファンクラブはさておき、ヤマハだスズキだという”メーカー単位”のファンがヨーロッパにあれだけいるとはとても思えないんだが…

 考えたくはなけれど、もし「会社」が動員しているのなら即刻やめてほしい

 以前鈴鹿のF1で見た、白装束の集団が何十台ものバスから降りてきて1列で歩く姿…

 頼むからあんな光景まで世界に輸出しないでくれよな!

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Winner Casey Stoner D
2nd Jorge Lorenzo Y
3rd Valentino Rossi Y
PP Jorge Lorenzo Y
Fastest Lap Valentino Rossi Y
MotoGP 2009'
  Round-4

フランスGP (ル・マン)

 
 すげぇな、辻やんの解説は。神レベルだよ、ったく

 なんて若作りしたセリフを吐きたくなるくらい、このレースの辻本さんのコメントはズバリだった

 世界での経験こそ少ない彼が、こうした難しい状況のレースをあそこまで読みきることができるのは何でだろう?と思ったのだが、やっぱり”アメリカ”と”ヨシムラ”という2つのキーワードが浮かぶのである

 言っちゃなんだが、世界に出て行く日本人ライダーの多くは国内選手権の時からワークスで走ってる
 豊富なテストで得られたデータを、選び抜かれたエリートエンジニアがセットする…後はライダーさん、どうぞ、っと具合だ


この日唯一の転倒がロッシとは…
Winner Jorge Lorenzo

Y

2nd

Marco Melandri

K

3rd

Dani Pedrosa

H
PP Dani Pedrosa H
Fastest Lap Dani Pedrosa H


 ところが、草レースの延長的な80年代アメリカ、しかも有力とはいえプライベーターだった辻本は、フランクな向こうの人間に混じってセットアップも自分でやっただろうし、人手が足りなきゃヘルパーみたいなコトもやっただろう

 それに当時のヨシムラやモリワキなんて、全日本のトップクラスでもレースやってないときは溶接やってるような時代…そんな中で育った彼だから、ライダー兼メカニック兼ヘルパー的な見方でレースを”俯瞰”してるんじゃないかと思った

 でも…よくよく考えたら宮城サンも同じような立場なんだよな、コレが!(笑)
   

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MotoGP 2009'
  Round-3

スペインGP (ヘレス)

コレは…パフォーマンスか、それともガチ?

 ここまでの3レースで、ロッシがライバル達をどう見ているかがよくわかった

 開幕戦、vsストーナーでは『いやー、相変わらず速いね、ケイジーは。ま、今回はアキラメるとしよ』てなふうに見えた

 次のもてぎでのvsロレンゾでは『やべーな、ヨルゲ速すぎだよ。ちょっと…おい、コラ!待てーーー!』て具合に見えた

 そしてこのヘレス
 ペドロサの後ろにロッシが張り付いたとき、宮城さんならずとも多くの人が「残り3ラップくらいまで様子見て、最後にビューン!だろ」と思ったであろうが、ロッシの考えは違っていた

 『あー、ダニか。じゃ先に行っとくか』

 要するに、『ストーナーとは互角、ロレンゾはよくわからないが確実にヤバイ、でもダニなら問題なく勝てる』という力学がロッシの中では確立されているのだ

 これまでのレースから見ても当然といえば当然なんだろうけど、何もこのヘレスであそこまでダニをコケにしなくてもいいような…

 でもコレがイチローや中村俊輔の言う『相手に”絶対にかなわない”と思い知らせる』という力の見せ方なんだろうか?

 ただ、問題はダニじゃなくホンダのマシンのような気がするけどねぇ…

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Winner Valentino Rossi Y
2nd Dani Pedrosa H
3rd Casey Stoner D
PP Jorge Lorenzo Y
Fastest Lap Valentino Rossi Y
MotoGP 2009'
  Round-2

日本GP (ツインリングもてぎ)

 
 日本GP、だよね?

 なんで冠スポンサーが”polini”なんだ?去年はA-STYLEで、もっと前はロシアのウォッカかなんかじゃなかったか?

 89年のように何も練り物屋さんにスポンサーになれ、とは言わないけど、いくらなんでも「
ポリーニ」クラスの会社なら国内にだって看板出せる企業はあるんじゃないのか?

 と、ここまで書いてハタと気がついたのが、モータースポーツをスポンサードすることに対する日本の企業…というより、日本の社会の見方だ

 例の”漢検”の理事長の息子が経営する会社が、とある4輪のレーシングチームのメインスポンサーだった、というコトが発覚したときのマスコミの反応には閉口させられた


ロレンゾのヒールキックがロッシにヒット!
(ロッシのガンが怖ぇ…)
Winner Jorge Lorenzo

Y

2nd

Valentino Rossi

Y

3rd

Dani Pedrosa

H
PP Valentino Rossi Y
Fastest Lap Jorge Lorenzo Y


 「利益を”道楽”に注ぎ込む」とか「会社の私物化」、しまいにゃ「レーシングチームを抱えることに何の宣伝効果があるのか?」などという発言まで公共の電波で流された


 じゃぁ尋ねるが、オマエラはパナソニックや日本たばこに同じことを言えるのか?
 新聞の折込や電車の吊り広告なら”道楽”や”私物化”なんて絶対に言わないくせに、なぜモータースポーツはダメなんだ?

 問題は漢検の”利益そのもの”の私物化であって、その使途うんぬんじゃないだろ

 とりあえずお前が言うなよ、フジテレビ…

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MotoGP 2009'
  Round-1

カタールGP (ロサイル)


250ccクラスの悪しき影響か…

 
 今シーズンのストーナーは凄い。というか、ドカのマシンはヤバい(悪い意味で)かもしれない

 まぁ、いまだに『ドカは電子デバイスがうんぬんでストーナーがうまく使っていて…』みたいなコトになっているらしいけど、少なくともこの日見た限りでは、デスモセディチはメチャクチャなジャジャ馬で、それをストーナーがコジり倒してコントロールしているようだった

 それでも一昨年のようにサラっと勝ったように見えるということは…
 今年もニッキーにとってはツラいシーズンになりそうだというコトか…

 で、この日のそんなストーナーの強さを一番感じたのはロッシだろう

 『こりゃかなわない』と思ったことは想像に難くないが、問題は2位キープに切り替えるタイミングだ

 今までならかなわないとわかっていても、1度や2度は突っかかっていっただろうロッシが、まったくそのそぶりを見せなかった

 それがロッシの進化なのか、それとも余裕なのか…
 それはシーズン終盤、1ポイントが天国と地獄を分けるような状況になるまでわからないのかもしれない

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Winner Casey Stoner D
2nd Valentino Rossi Y
3rd Jorge Lorenzo Y
PP Casey Stoner D
Fastest Lap Casey Stoner D
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