5.機関車

5.電気機関車


 1)「アルファベット記号」について

 電気機関車の型式は、電車気動車客車貨車の「カタカナ記号+数字」の組合わせとは違って、「Electricの頭文字の「E」と動軸の数を組合わせた構成(ED、EFなど)+2桁の数字」になっています。
 「E」の後ろに付く記号については、動軸の数によって以下のように決められています。

   「B」:2軸
   「C」:3軸
   「D」:4軸
   「F」:6軸
   「H」:8軸


↑「EF58 122」は、動軸を6つもつ直流電気機関車で85km/h以上の運転が可能であり、122番目に製造されたことを示す。(車輌前面に記載)
 

 2)「2桁の数字」について

 2桁の数字については、電気方式と最高運転速度などにより区分されています。

   「10〜29」:直流 85km/h以下で運転
   「30〜49」:交流、交直流 85km/h以下で運転
   「50〜69」:直流 85km/h以上で運転
   「70〜89」:交流、交直流 85km/h以上で運転
   「90〜99」:試作車輌
 

 3)「固有番号」について

 製造順に1番から付けられていきます。