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Top Pageおはなし>仏事・仏具−数珠
数珠の起源
数珠は釈尊の頃には使われていなかったようです。また、同じ仏教でもスリランカやタイなどの南方仏教では使わないようです。 数珠はもともとバラモン教徒(古代インドの宗教)が使っていたものがシルクロードを経て中国に伝わり、隋・唐のころから仏具として使われ始めたようです。 今では中国、朝鮮、チベット、モンゴル、日本など北伝仏教の国で使われています。
数珠の使い方
数珠は「数の珠」という名前のとおり、もともと念仏や陀羅尼(呪文のようなもの)を称えるときに、回数を数える為に使われていました。称えるたびに一つ繰り送って数えました。 基本の珠の数は煩悩の数と同じ108個です。一つずつ称える事によって煩悩を一つずつ断じていこうとしたのです。現在、一般的には半分の54個、1/3の36個、1/4の27個、1/6の18個などの略式もよく使われます。 数珠はまた、念珠ともいいます。「念ずる珠」と綴るように、合掌する手に数珠をかけ、心をこめてお参りするのも数珠の正しい使い方といえるでしょう。


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